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物流ニュース
トランス・グリップ ユニフォームで一体感 30周年記念に一新
2020年12月10日
菓子・食品総合商社の高山の物流を担う関連会社、トランス・グリップ(竹上清文社長、埼玉県狭山市)は、今年3月に設立30周年を迎え、その周年記念イベントの一つとして、10月19日からユニフォームを一新した。
竹上社長は「本当はもっと早くスタートさせたかったが、顧客先に挨拶状を先に出して説明したかったので、その用意でスタートが少し遅れた」と言い、その理由として「今までポロシャツはズボンの中に入れて着るように指導していたが、今後の夏場の猛暑対策の一つとしてポロシャツの裾をズボンに入れないで着るように変更した。また、少しでも涼しいようにズボンも7分丈の現代風にしたので、先にそれを説明しておかなければ、先方でだらしない着方をしていると、叱られる社員が出るかもしれない」という思いからだった。
現在の従業員数はパート含め1050人で、正社員は300人強。ただしコンビニ配送業務の人たちは防寒ジャンパーの支給、パートはエプロンの支給だけのため、新ユニフォームは約300人弱の従業員に支給し、新品在庫で残っていた以前のユニフォームは、試用期間中の方への支給品とし、ユニフォームで周囲も新人社員であることがわかるようにした。
新ユニフォーム制作について、「繰り返し行った社員アンケートから要望を集めて、提案されたデザインをカスタマイズしていった。意識したのは決定までのプロセス。どういう理由で決めたかと言う経緯もしっかりと伝えたいと思った」とし、「ユニフォームはメッセージ性が高くインパクトもあるので、細かい点までこだわった。今まで通りの青でも明るいブルーをベースにする点は譲らずに通した。そしてポロシャツはボタンダウンに。クールビス期間は事務職も現場と同じユニフォームを着ることで、社内で一体感を持てるようにした。ただ男女で同じデザインのため、女性サイズのモノは半そでの袖口をすぼめて手の上げ下げを気にせず出来るようにしたり、全般的には汗を吸収するインナーが着られるようユッタリとさせたり。ズボンもマチ付きポケットにし、上着の名札は胸ポケットにしまえる構造にした。安全面ではズボンの横や裾、上着の胸や背中などに良く光る反射板のラインを入れている」と説明する。
さらに、今回ユニフォーム制作を依頼した会社の新ユニフォームの在庫や出庫管理サービスも利用し、本社内での在庫保管をなくしたため、社員の在庫管理の煩わしさが解消。回収した以前のユニフォームはまとめてリサイクル業者に出し、資源を無駄にしない配慮も行っている。
同社ではロゴマークに「CAN DO」の言葉を併記し、ユニフォームに取り付けた。従来の「できる」という意味に加え、「カン・ドウ(感動)」という意味も添えている。「ブランディングという意味で作ったユニフォームではないが、このユニフォームを着ることを誇りに感じてくれるような会社にしていきたい」と竹上社長は語る。
v◎関連リンク→ 株式会社トランス・グリップ
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