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    コンテナの荷物を高温から守る「コンテナライナーシリーズ」

    2009年7月21日

     
     
     

     「コンテナ内の荷物を高温や湿度から守りたい」。この課題を解決するものとして、脚光を浴びているのが「コンテナライナーシリーズ」だ。同製品の総代理店として日本市場へのさらなる普及をめざす、三栄コーポレーションの特販部・倉田宗泰部長と山田昇氏に話を聞いた。


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     アルミ箔でできたシートをコンテナ内にセットするだけという同製品。アルミ箔には、直射日光がコンテナ表面に当たると、その内部に伝わる「輻射熱」をカットする効果がある。倉田部長は、「アルミ箔を敷くと、室内の温度がセ氏3度下がると言われている。『コンテナライナー』は、この特徴を生かして応用した」と説明する。
     同製品は、コンテナ内に伝わる輻射熱の95%をカット。マレーシア―アメリカ間などの輸送、横浜のコンテナヤードに約20日間置く実験では、外気の温度が高くなっても、コンテナ内は同40度以下で推移した。湿度も一定で結露の防止にもつながる一方、低温化も防ぐため、凍結防止にも役立つ。
     日本市場への投入から2年、荷主企業からの好評を得ており、「ワインや水、化学品・医薬品関係や、食料品の輸送に多く利用されている」(山田氏)という。ドライ輸送で「夏だけリーファーを使う」場合も、同製品を使えばリーファーを使う必要がなくなる。「水産品の輸送で、使う氷の量が少なくて済むようになったというケースもある」(倉田部長)。
     「コンテナライナーシリーズ」として、20フィート用、40フィート用のほか、エアカーゴ用、鉄道コンテナ用をそろえる。基本的にワンウエーでの使用だが、「リーファー輸送に比べれば、コストは大幅に削減できるはず」と自信を見せる。
     同じ原理を活用した「パレットカバー」も用意。パレット単位で荷物をカバーするもので、「国内輸送での利用は『パレットカバー』が多く、こちらは繰り返しお使いいただいている」(同)という。サイズや形状に関しては、オーダーメイドにも対応している。
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    倉田部長(左)と山田氏
     倉田部長は、「『物流コスト削減』と『品質』の双方を解決しうる製品。需要を掘り起こしたい」と意気込む。問い合わせは、電話03(3847)3542番。

     
     
     
     

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