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    中部国際空港で「シー&エア輸送」を実施

    2009年7月22日

     
     
     

    【中部】中部国際空港は9日、海上輸送の貨物を途中で航空貨物に切り替えて運ぶ「Sea&Air輸送」を、同空港として初めて海外貨物で実施すると発表した。中部国際空港は景気の悪化で貨物の取扱量が減少しており、新たな輸送手法を荷主に提案することで貨物量の低下に歯止めをかけたい考えだ。


     Sea&Air 輸送は、海路で生産地から近くの国際中継地点に運び、飛行機に積み替えて目的地に空輸するもの。今回この方式で同空港を利用するのはソニーで、中国・上海から自社製品およそ10tを船で名古屋港に送り、名古屋港から陸送した荷物を同空港で貨物に載せ、アメリカまで運ぶ。
     日本初の空港貨物便の運賃は、景気の停滞などで中国発に比べ安価だといい、荷主は空輸コストを減らせるメリットがある。中部国際空港では「荷主に利用を提案し、取扱貨物の増加につなげたい」としている。(加藤崇記者)

     
     
     
     

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