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    名神高速で安全パトロール 西部運輸グループ

    2009年8月5日

     
     
     

     関連6社でつくる西部運輸グループ(広島県福山市)は7月22日午後8時から翌23日の早朝5時にかけ、名神高速道路のサービスエリア(SA)など3か所で安全点検パトロールを実施。雨季を前にした安全再確認の意味合いもあって昨年は5月に実施したが、今年はモラルアップ・キャンペーン(7月)の一環として展開。タイヤ販社やトラック・ディーラーの関係者らも含めた54人の点検スタッフが出動し、延べ380台の大型・4tトラックをチェックした。


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    54名の点検スタッフが出動
     パトロールを実施したのは名神上り線の伊吹パーキングエリア(PA)と同下り線・養老SAのほか、東海西部運輸の事務所前駐車場の計3か所。所定の位置に誘導されたトラックを整備・車両管理の担当者らが照明類と左側の安全確認窓、タイヤやボルト・ナットの締め付け強度などを中心に素早くチェック。一方、ドライバーらはテント設営された本部席で免許証や運行日報を提示したうえ、身だしなみや体調の報告とともに、アルコールチェッカーを使った飲酒検査を受けた。
     全国に1240台のトラックを保有している同グループ。走行距離が短いメリットもあって日常業務では新名神を使うトラックが増えているが、点検場所のスペース的な問題などから同日はドライバーに「名神の利用」を周知したことで、対象路線を走る車両の半数程度となる380台を点検。
     そのうち、午前3-4時の1時間で80台が通過する下り線の養老SAでは「先を急ぐドライバーらに配慮した迅速な点検と、一般車両や他社トラックなどに支障がない対応に神経を集中した」と参加した関係者。
     点検場所ではタイヤの入れ替えなども想定した万全の態勢を敷いていたが、整備面で目立った不良個所は見つからなかった。「始業時点検を徹底強化したことで、近年は(安全点検パトロールで)整備不良が見つかるケースはほとんどなくなっている」(同関係者)という。(長尾和仁記者)

     
     
     
     

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