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    内職市場に加盟し月商300万円へ 静岡・ドコス

    2009年8月7日

     
     
     

    【静岡】ドコス(大河内慶吉社長、浜松市南区)は軽作業などを請け負う内職市場のフランチャイズ(FC)に加入。内職部門を独立採算にして収支を明確化、早急に黒字化して1年以内に月間の売上高を300万円に引き上げたい考え。


     梱包前の袋詰めなどの軽作業を「内職化」によって、従来の時給方式ではなく、作業量に応じて費用が発生する仕組みに変えることで、コスト競争力が強まる。同社は従来の運輸部門で内職化できる作業はなかったものの、新たに軽作業を請け負うことで「製品の輸送や保管などで、本業との相乗効果が見込める」(大河内社長)と判断。5月25日にFC加入した。藤枝薮田店(藤枝市)に続き静岡県内で2店舗目、浜松市内では初のFC加盟店となる。
     内職部門の責任者兼店長に新村春樹副社長が就き、新規開拓の営業から作業工程の管理などの指揮をとる。中核となる女性社員3人も新たに採用し内職作業者への指導にあたっている。現在の内職登録者は約100人。周辺に団地が多く、人材確保は比較的容易だ。
     内職市場FC加入のメリットについて新村氏は「作業内容だけでなく、仕事を受ける際の料金基準などのノウハウが得られる」と説明。また、自社だけで捌ききれない場合には他のFCに委託でき、「安心して営業に専念できる」という。
     現在は本社倉庫の一部をラインで仕切り、内職部門専用のスペースとして、保管や一部作業を行っている。大河内社長は「会社の利益に貢献するのは少し先になるが、土地代や光熱費などのコストも明確化させ、売り上げの新たな柱にしていきたい」と話している。(中道幸男記者)

     
     
     
     

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