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物流ニュース
サンワNETS 化粧品包装事業を開始、新たな収益源に
2009年8月7日
サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は8月から化粧品の包装事業を開始した。同社はこれまで自動車関連など耐久消費財の物流を得意としていたが、化粧品を中心とした非耐久消費財の間口も増やし新たな収益源に育てる。半年以内に同事業の月間売上高を300万円に引き上げる計画。
薬事法で化粧品は「医薬部外品」と定められているため、包装や保管業務を行うには「化粧品製造許可」が必要となる。許可取得は衛生的な作業環境の整備と化粧品製造の「責任技術者」を設置することが条件。7月21日に行われた保健所の検査を同社はパスした。
同社は本社敷地内にある倉庫の一部を同事業の作業スペースに改装。ホコリなどが入らないよう出入り口の扉を二重にしたほか、室内温度を一定に保つため直射日光が入らないよう窓を完全に塞いだ。また、室内は人と製品の動線が別になるレイアウトを設定。検査室や更衣室も新たに設けた。
責任技術者は薬剤師資格を取得しているか、大学などで専門課程を修了していることが条件。同社は有資格者1人とスタッフ10人でスタートさせる。
水谷社長は「新しい設備を生かして荷主企業にメリットのある提案をしていきたい」と話している。(中道幸男記者)この記事へのコメント
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