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物流ニュース
日新倉庫 「オールインワン物流」でネット通販をサポート
2009年8月20日
【大阪】インターネットで通信販売を手がける中小企業向けに、「オールインワン物流(インターネット通販物流支援システム)」を4月からスタートさせた日新倉庫(齋藤満也社長、八尾市)。「データを送っていただければ、納品書や送り状などもお客様の店舗名で作成させてもらう。資材の手配なども不要」と話す齋藤社長に話を聞いた。
「ネットで通信販売を手がけている会社は、中小・零細事業者が多い。BtoB(企業間取引)なら、従来の取引方法をわかっていただけるが、料金をわかりやすくすることで、使いやすくした」という。同社の料金設定は配送料や倉庫賃料、人件費などの諸経費を一本化、料金を1個600円から(エリア別に単価を設定・サイズにより変動)と、安く抑えた。
「この料金設定だと、全作業がインクルーズされており、ウチに丸投げしていただける」という同社長。4月からスタートした同システムの手応えは「なかなか」という。もともとはBtoB事業がメーンだったという同社。「いままでなら1箱単位だったものが、『Tシャツ1枚』といった単位での出荷が多くなった。顧客の要望が細分化されたわけだが、その要望にこたえる努力をしたことで『オールインワン物流』のノウハウを得ることが出来た」と説明する。
「大手の通販会社ではなく、物流コストに苦しむ中小・零細業者の役に立つことが目標。月間4000─5000個、40─50社からゆくゆくは100社との取引をめざしている」という。「今後はネット取引がますます拡大していく。それに伴って、ウチの事業もネット取引関係の比重を大きくしていきたい」と語る。(小西克弥記者)この記事へのコメント
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