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物流ニュース
日本物流不動産学研究所 「物流不動産懸賞論文」最優秀作品など決定
2020年12月16日
日本物流不動産学研究所(鈴木邦成アカデミックチェア、東京都港区)は11月24日、第1回「物流不動産懸賞論文」として募集した作品の中から最優秀作品など5作品を決定し、東京都港区の日本通運本社ビルで表彰式を執り行った。これは、同研究所が2019年11月から物流不動産に対する知見の確認を兼ねた懸賞論文公募を開始し、200通以上の応募作品のなかから厳正な審査により今回の受賞が決定した。
最優秀論文賞に選ばれたのは、浅野真由さん(東運ウェアハウス)の「物流不動産と結婚式場」。優秀論文賞には中村理史さん(ジェイアール貨物)の「日本の倉庫・物流不動産業界の方向性」、中里倫英さん(イーソーコ)の「新しい倉庫オーナーの創出による業界拡大」2人が受賞した。
また、学生賞は鈴木桃子さん(流通経済大学)の「娯楽倉庫」、西山千寛さん(日本大学)の「田舎における土地の利用と物流」が受賞した。
講評として苦瀬博仁審査委員長は、「第一回目の今回は、最優秀論文に『倉庫のリノベーション』、優秀論文には『大都市圏の大規模物流施設の立地動向』と『不動産にかかわる金融』などのテーマの論文が選ばれ、また学生賞として2つの論文が選ばれた。しかし、惜しくも選考からは漏れたものの、アイデアにあふれた優秀な論文が散見され、今後の可能性を期待できる結果となった」と話し、「受賞論文の概要の公表が、物流不動産の知識の共有と概念の定着に繋がり、ひいては物流の役割の再認識と地位の向上に結び付くことを期待している」と評した。
このイベントを主催した同研究所は2019年9月に設立、物流不動産をアカデミズムの観点からの検証を目指し、懸賞論文、研究大会の実施、研究所報などのレポート発行などを予定している。
なお次回、第2回物流不動産懸賞論文は2021年2月に募集を開始し、6月から選考を行う予定。
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