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物流ニュース
ラクスル 顧客のコスト削減に寄与「ハコベルコネクト」
2020年12月28日
物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を展開するラクスル(東京都品川区)は、一般貨物向けサービス「ハコベルコネクト」を提供している。
「スポットなどのマッチングはもちろん、顧客のコスト削減に寄与することにフォーカスしている」と切り出すのは、ハコベル事業本部長の狭間健志氏。「まさにコネクト(つなぐ)を実現する当サービスは、これまで電話やファクス、エクセルなどのアナログで行っていた業務をデジタル化し、配車指示や請求・支払い管理、動態管理などをリアルタイムに共有できる」と説明する。
ネスレ日本(神戸市中央区)では2019年から、静岡・島田工場と茨城・霞ヶ浦工場でベンダー向けの配車業務で「ハコベルコネクト」を導入している。
同社では、需要が拡大するペットボトルコーヒーの配送を常時20社ほどの運送事業者に依頼。オペレーションの効率化や繁忙期の車両確保といった課題解決に加え、工場、物流、営業など部署間の情報連携に取り組んでいたという。
同本部長は、「導入前は、 繁忙期の情報連携の不備による配達ミスなどで、再配達のコストが年間数百万円単位で発生していたが、 導入後の今年は確定したオーダーに関しての納品率も大幅に改善し、 同時に再配達コストをゼロにできた」と明かす。
「単発で車両のマッチングサービスを利用いただいたことがきっかけ」と導入の経緯を語る狭間本部長。「配車業務をデジタル化するプロジェクトを立ち上げられた際、『ハコベルコネクト』の管理機能を提案した」という。
導入にあたっては、ハコベルのスタッフが協力事業者のもとに出向き、説明、指導、資料作成までサポート。同本部長は、「配車担当者の方からも、『デジタル化で便利になった』と好評」で、「運送事業者の皆様にはシステム利用料などの金銭的な負担はなく、便利さだけを体感いただける」と胸を張る。
「どんなに良い商品でも、運べなければ価値がない。深刻なドライバー不足など、厳しい環境の中で、業務を効率化して安定化させたいというニーズに応えたい」と自信を見せる同本部長。「コロナ禍もあり、荷動きは芳しくない状況が続いている。リスクもデメリットもない当社のサービスにぜひ登録を」と呼びかける。
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