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物流ニュース
大ト協景況感調査 実働率・実車率「やや増加」「横ばい」が増加
2021年2月26日
大阪ト協は第16回トラック運送業の景況感調査(令和2年10月から12月)を発表。今期の調査でも新型コロナウイルスの影響で先が見えない状況が続いているものの、経済は少しずつではあるが回り出し、段階的に回復しており、「大幅に低下」や「大幅に悪化」などの回答が減少していた。
実働率・実車率はともに前期に比べて「やや低下」と「大幅に低下」が減少し、「やや増加」と「横ばい」が増加している。営業収入、営業利益をみると、いずれも「大幅に減少」が前期と比べて減少し、「変わらない」が大幅に増加している。これらから、新型コロナの影響で下降傾向となっていた収入・利益面の減収が少し緩やかになっているとも考えられる。
輸送数量全体については、前期と比べると「大幅に減少」が大きく減少し、「変わらない」や「やや増加」が微増。また輸送数量に関して、コロナ禍による店頭販売の減少で1回の輸送個額の減少、個人宅直送の増加による輸送件数が増加しているとの声もある。
さらにドライバーの過不足については、変わらず「やや不足」が続いており、依然としてドライバー不足状態は続いている。運賃・料金の水準は前期と同じで全体的には「横ばい」で推移していると考えられる。
最後に業界の景況感については、経済活動が活発になり輸送数量が増加したため、前期に比べ「大幅に悪化」と「やや悪化」という回答はともに減少している。しかし、先行きに関しては6割以上の事業者が「大幅悪化」もしくは「やや悪化」と回答している。
◎関連リンク→ 一般社団法人大阪府トラック協会
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