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デンソーウェーブ 新型業務用ハンディ「BHTシリーズ」4機種を発売 「ユニバーサルデザイン」採用
2021年2月19日
デンソーウェーブ(愛知県知多郡)は、新型業務用ハンディターミナル「BHTシリーズ」4機種を発売。同社では、「新しいワークスタイルをともにつくる」というメッセージを掲げており、高い堅牢性と読み取り性能を両立させた製品をラインアップしている。
大画面を実現したスマホ型の「BHTーM80」とキー付きモデルの「同M60」のMシリーズはAndroidを、視認性に優れた大画面の「同S40」と小型軽量タイプの「同S30」のSシリーズには独自OSの「BHTーOS」をそれぞれ搭載。営業企画室で副主任を務める法月達也氏は、「前者は多機能性やコミュニケーション機能を重視されるユーザーに最適」と説明。「後者は既存アプリやシステムをOSのアップデートなどに関わらず使用できる」とし、「20年以上提供している当社OSの実績と信頼性があり、安心して導入いただける」と自信をのぞかせる。
「リスクを敬遠し、『これまでの使用法を変更したくない』など現状維持を望まれる声と、『最新技術を駆使した新たな使い方をしたい』という声があり、ユーザーの希望は二極化している」と明かす同氏。「いずれもスムーズにシフトできるようお手伝いしたい」と語る。
BHTシリーズの特徴として「高い堅牢性」を挙げるのは、同部の馬場健介氏。「過酷な現場での使用を想定し、耐衝撃性を追求した構造で耐落下強度を高めただけでなく、画面には傷・角割れに強い特殊強化ガラスを採用し、業界トップレベルの堅牢設計を施している」。
「読み取り性能」では、Mシリーズは従来比3倍となる1秒間に約30枚、Sシリーズの2次元コードモデルでは同2倍の高速読み取りを実現。「商品棚のラベルも積み上げられた荷物コードも、『なぞる』ように連続して読み取れる」という。「積み荷がラップでぐるぐる巻きにされていたり、高所の荷物の読み取りにも対応している。新人など扱いに不慣れな方でも簡単に操作できる仕様にこだわった」とも。
また、「できるだけ多くの方に使いやすい端末」を追求し、ボタンの色や画面に表示される文字・キーボードなどのフォントに配慮した「ユニバーサルデザイン」を採用。営業統括部の市川真希氏は、「社会には、『色の見分けがつきづらい』『本来の色とは異なる色が見える』といった色弱の個性を持つ方が5%存在すると言われている。決して多くない人数だが、少数でも多様性を重んじる現代社会では重要」と指摘。「色の見分けがつかないということが仕事に影響すると考え、『言い出しづらい』という意見もある。色が分からないまま業務をこなされているであろう潜在的なニーズにも応えられる」と語る。
「当社はユーザーの声に寄り添うことに重きを置いている」と話す馬場氏。市川氏は、「プロフェッショナルスキルを持つ専門の担当者がユーザーの持つ課題や困りごとをヒアリングし、導入から運用までをサポートする専門チームも立ち上げている」と語る。法月氏は、「WindowsからAndroidへの移行でお困りのユーザーも多い。気軽に問い合わせていただければ」と呼びかける。
◎関連リンク→ 株式会社デンソーウエーブ
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