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物流ニュース
【特集・ドライバーの日(7)】無事故表彰で安全徹底
2009年10月23日
上神谷運送厚木(鈴木八四郎社長、神奈川県厚木市)は、1年間を無事故で通した社員に対する表彰を三十数年間、一度も欠かさずに実施している。「社員はわが社の宝」と鈴木社長。
同社の無事故表彰は、継続年数が長くなると賞金も大きくなり、1年間で3万円、2年間で5万円、3─4年間で7万円、5年以上は10万円となる。普段からの教育と表彰制度の効果もあって、ほとんどが無事故表彰の対象者。無事故が続けば賞金の予算は増えるが、安全を第一にする社員が喜べる制度として続けてきた。
さらに環境の取り組みとして、エコドライブによる燃費向上などコスト削減に貢献した社員を表彰する努力賞も設けている。
安全と環境の意識を深めるために、社員から年度スローガンを募集している。今年度は「安全は人に頼るな、まかせるな。自分で作ろう職場の安全」。
社員教育にも力を入れており、講師を招き講演なども行う。講演テーマは幅広く、11月は「トラブル解消指導」を予定。鈴木社長は「我々の仕事は、荷主との信頼関係で成り立っている」と話し、信頼を構築するのはドライバー一人ひとりだからこそ、トラブルを起こさないための知識も重要なのだという。
このほか、毎年全社員に感謝の気持ちを込めて誕生日プレゼントを贈っている。企業としては、安全性優良事業所認定(Gマーク)とグリーン経営認証を取得。最新機器の導入にも積極的で、ドライブレコーダーと位置管理情報システムを全車両にまもなく導入する予定だ。鈴木社長は「社員全体でプロ集団が形成されれば会社は万全」と、明るく信頼関係のある職場を大切にしている。この記事へのコメント
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