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物流ニュース
NTTテクノクロス「わくレポ!」 物流DX化の第一歩に
2021年3月23日
NTTテクノクロス(東京都港区)は、スマートフォンで現場業務の報告を行えるアプリ「わくレポ!」を提供している。スマホで簡単にエクセル形式の帳票や報告書が作成でき、ペーパーレス化や現場作業の負担軽減を支援している。
スマホに特化したUI(ユーザーインターフェース)でエクセルをそのまま使用でき、音声入力も可能な同アプリ。ビジネスソリューション事業部でプリンシパルビジネスプロデューサーを務める生駒勝幸氏(写真左)は、「既存のエクセルフォーマットを継続して使えるため、運用の仕組みを大きく変更することなく、利用いただける」と切り出す。
スマホで撮った写真付きの報告書も作成可能で、セルの大きさに自動的にサイズを合わせられる。「報告を完了すると、管理者のスマホやパソコンにプッシュ通知が届き、スマホの場合は待ち受け画面に表示される」。
「紙に手書きする場合と異なり、データを活用できる」と語るのは岡村亮マネージャー(同右)。「『日々の報告書を月末にまとめる』というような作業も、自動的に完了する」。
「現場からは、『スマホ1台持つだけなので、タブレットより身軽』という声も聞かれる」という。チャット形式のコミュニケーションツールも搭載しており、「スマホやITのスキルにばらつきがあっても、シンプルで簡単に使いこなせる点が非常に好評」。
報告には位置情報の付与も可能。「いつ、どこで、どのような作業をしていたかが記録によって把握できる。『何時ごろ着くのか』といった荷主からの問い合わせにもスムーズに答えられる」。
「事務所に戻ってからの作業時間が短縮でき、中には4分の1も削減できたというユーザーも」と胸を張る。また、「マニュアルもスマホにデータを移すことなく最新の状態で共有でき、新人はもちろん、昨今増えていると聞く異業種から転職したドライバーさんにも便利に使っていただけるのでは」と分析。「付箋のようなメモ機能も備えており、自分なりの使い方ができる」とも。
「おかげさまで物流業界の問い合わせも増えてきている」と明かす生駒氏。岡村氏は、「エクセルがそのまま使えることでデータ加工もしやすく、DX化の第一歩に貢献できるのでは」と語った。
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