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物流ニュース
リソリア 運送事業者に最適な求人媒体を提案
2021年4月5日
ドライバー専門の求人広告代理店として展開しているリソリア(東京都中野区)。田中健一社長は、「求人媒体はそれぞれ特徴が異なる。車種や荷物の種類、求められる人物像など、募集条件によって最適な媒体を企業へ提案する」と語る。
「物流は企業にとって、地域にとって、ひいては社会全体にとって、なくてはならないシステム。その主役はドライバー」と切り出す同社長。自身が求人広告業務に携わってきたノウハウを生かし、2019年に同社をスタートさせた。「物流の顧客を担当したことがきっかけで、社会のための使命を感じた。ゼロからの設立だったが、やりがいにあふれている」と振り返る。
同社では、人材の募集から入社に至るまでをサポート。「クオリティを落とすことなく、すべてをウェブ上で完結できることが当社の強み」と説明する。「Zoomなどのオンラインツールを駆使してヒアリングを行うことで、場所を選ばない。休憩中の車内でも打ち合わせが可能なため、業務に忙しい顧客から好評」。
「ドライバー職の本当の魅力を周知する」「人材の確保」「顧客の事業発展」の3つをミッションに掲げている同社。「ドライバー不足の要因は、少子高齢化や若者の車離れに加え、『長時間労働で賃金が安い』というイメージがあるのでは」と分析。「日常的にSNSなどで業界関係者と積極的に交流している。ドライバーや経営者の方とのふれあいを通して、この方々のために頑張ろうと、活動するための原動力になっている」と目を細める。
「コロナ禍で求人倍率は下がっており、人材が集まりやすい傾向にある」としながらも、「短期的な異業種からの転職希望者も多く、慢性的な人手不足の解決には至っていない」と指摘。「採用に苦戦され、目の前で困っている顧客の現状を知ると、『助けたい』という気持ちで今すぐ動きたくなる」と心情を吐露する。
「近年、問題となっているのが、配偶者や親族がドライバー職に就くことを嫌がり、採用が白紙になる、いわゆる『親族ブロック』」と明かす同社長。「中には入社ギリギリのタイミングになって断られるというケースもある」と事例を紹介。「求人に画像や動画を多用することで、親族に安心感を提供できる。たくさんの画像や動画で自社の伝えたいことを明確にすることが重要」。
オンラインを中心に全国をカバーしている同社。田中社長は、「どんな人材がほしいのか、人物像やコンセプトから一緒に考え、お手伝いする」とし、「どんな悩みでも親身になって相談に乗りたい」と付け加える。◎関連リンク→ リソリア合同会社
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