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    ボックスチャーター 「3Qサービス」訴求

    2009年11月18日

     
     
     

     ボックスチャーター(小佐野豪績社長、東京都渋谷区)の2009年度上期の販売本数実績は、前年比約7割にとどまった。
     小佐野社長は、この結果について「物量が全体的に減っている中でFC各社が本業に回帰している」と分析。しかし、同社長は「悲観はしていない」と強気の姿勢を見せる。


    1118bc.jpg その要因となっているのが、今期に行った商品コンセプトのリニューアルだ。これまで、同商品の最大のセールスポイントは「時間通りに届ける」という点であったが、商品の徹底的な見直しをかけた結果、「輸送品質」への評価やニーズが高いことが判明。現在はクオリティ、クイック、地球(地Q)の「3Qサービス」と称し、広く訴求を行っている。
     ロールボックスパレットを活用することで、「木枠梱包と同等の輸送品質を確保できる」という品質やトータルコスト面でのメリット、「梱包材の排出がない」という環境への貢献。これらのポイントが支持を得て、大手をはじめとする荷主からの発注が増えているという。「ボックスチャーター便が狙うべき『本来の顧客』が徐々についてきた。あとは、いかに固定化させていくか」(同社長)が課題だ。
     FC社にも、この「品質重視」が浸透しつつあり、「不良率がどんどん下がっている」(同)としており、「(着店側の)輸送品質が高くなれば、発店が自信を持って商品を売ることができる」と、「品質向上」による売り上げ増加への期待を見せる。
     「ボックスチャーターが輸送のメーンにはなりえない。『隙間商品』ゆえの特性を生かし、それを顧客に分かってもらえるようにしたい」と同社長は語る。
     そのためにこれから力を入れるのが、顧客やFC社の「『めんどくささ』を排除すること」。複数のFC社が絡むことで、複雑になっている同商品特有の集配形態の改善など取り組むべき点は多いが、同社長は「焦らずに、段階を踏んで着手していく」と話す。
     時間のかかる作業となるが、「新しい輸送形態として、付加価値を提供していきたい」と意気込んでいる。
    関連リンク→ ボックスチャーター株式会社

     
     
     
     

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