広島日野自動車（上野孝史社長、広島市安芸区）の呉支店は呉市阿賀南７丁目に移転し、４月１２日に業務を始めた。

旧店舗は建設から約５０年が経ち、老朽化が課題となっていた。河合亮臣支店長は、「作業効率の低下や安全面、また、近隣の住宅開発が進み、工場に適さない立地に変化したことなどを考慮し移転を決めた」と話す。

移転先は、東広島呉道路の阿賀ＩＣから南へ３分。同道路を経由して山陽道への接続も良い好立地だ。敷地は１.２倍となる２０００坪で、車両整備作業場は７レーン設置。フロアリフトや２柱リフトを導入し、小型トラック対応レーンも設置。作業効率は年間４３００台から５０００台への向上を見込む。

作業場内はレーンカメラを設置して作業の進捗と安全性を確認できる。作業者の体調管理のため冷暖房を完備し、ＬＥＤライトや屋根に高圧太陽光発電装置を設置するなど環境にも配慮する。

また、敷地内は部品庫・完成検査場、洗車場、板金場、塗装場、資材置き場をそれぞれ別棟で配置。事務所棟は一部２階建てで、旧事務所の１.８倍の広さに生まれ変わった。なお、先月末には呉市長も出席して、竣工式も執り行った。

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