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    民主党がトラック議連 設立

    2010年2月15日

     
     
     

     民主党が「トラック議員連盟」を立ち上げ、初会合が3日、国会内の会議室で開かれた。会長は小沢一郎幹事長側近の奥村展三衆議員議員、最高顧問には羽田孜元首相が就任した。
     現役の国会議員100人以上が集まったほか、全ト協からも中西英一郎会長ら幹部が出席した。



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     奥村会長はあいさつで、トラック業界の「輸送産業における基幹的役割」を強調。「わが国にとって重要な課題と役割を担うトラック運送業の健全な成長は、産業の発展、豊かな国民生活の実現と活力ある日本を築いていく上で極めて重要かつ喫緊の課題。トラック運送業の発展に寄与するため、わが党の有志で『民主党トラック議員連盟』を結成することになった。議員各位には積極的な参加をお願いする」と呼び掛けた。
     全ト協の中西会長は「安全、環境、少子高齢化など課題の多い業界だが、事業者はほとんど中小・零細企業。皆さんのお力、ご指導、ご協力をお願いしたい」と述べた後、「勉強会」に入り、石井健児理事長が「わが国の物流とトラック運送業について」をテーマに約30分講演した。
     この時期に民主党がトラック議員連盟を結成したことについて、夏の参院選に向けて、自民党の票田だった業界を切り崩す狙いがあるのではという見方もあるが、全ト協では、「トラック業界が現政権に認知された証」と歓迎。「トラック産業の就労人口などを考えれば、まさに民主党が掲げる『コンクリートから人へ』の政治テーマにマッチするのでは」という意見もある。
     同連盟規約によると、総会は「会長が必要と認めた場合に開催」するほか、「会費は月額300円で議員歳費から徴収する」と規定。設立総会は民主党の議員有志だけで1月29日に開催している。
    役員は次の各氏(敬称略)。
    ▽最高顧問=羽田孜
    ▽会長=奥村展三
    ▽副会長=黄川田徹、牧義夫、松原仁、三井辡雄
    ▽幹事長=鈴木克昌

     
     
     
     

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