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物流ニュース
バンテック 環境対策を積極推進
2010年2月18日
バンテックは安全と環境への取り組みとして、グリーン経営認証の取得を進めてきた。
「業務効率化と安全運行がCO2削減にもつながる。
安全で効率的な業務を進めることが大切」と、安全・環境部長の西川平氏は話す。
ISO14001認証をいち早く取得するなど環境対策に取り組んできた同社は、車両を保有する事業所ではグリーン経営認証の取得を実施してきた。
現在、同社本体と運輸事業会社、グループ会社を合わせて9社・39部署で同認証を取得している。2010年度からは改正省エネ法にも対応する予定。デジタコも早くから導入し、導入前から14%の燃費削減を実現し、以後は毎年2%以上の改善を続ける。
エコドライブの徹底では、年1回開催しているグループの運転競技大会にエコドライブを加え、また、毎年秋に社長と経営陣が各地の現場に出向いて、安全と環境の取り組みを確認する「トップ診断」を実施。2か月ほどかけて各地を回り、経営会議で結果を報告し翌年に生かす仕組みだ。
社外の研修も採り入れている。アサヒロジやキリン物流など8社で構成する「物流技術研究会」は、企業の壁を超えて安全品質や物流技術のノウハウを研究。同研究会のインストラクター研修などでは、ドライバー指導などを学び、外部のノウハウを採り入れることで、より幅広い教育ができるという。
2009年に導入した戦略物流システムと集中配車センターも、効率化で環境負荷を低減している。同システムは受注情報、配車情報を本社で一元管理するもので、本社の集中配車センターで運用。これらの取り組みで、空車で帰るトラックがなくなり、コスト削減と環境によい輸送を実現している。
なお、同社は5日、本社機能を横浜市から川崎市に移転させると発表。新本社は川崎市川崎区の「キューブ川崎」の5、6階部分を賃借し、5月6日から業務開始を予定する。
横浜市の現本社と日本橋オフィス(東京都中央区)に分散していた営業部門を集約し、日本橋オフィスにあるフォワーディング事業本部も新本社に移転する。
◎関連リンク→ 株式会社バンテックこの記事へのコメント
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