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物流ニュース
運送会社が運送会社のために本気で作った売り上げ&業務改善ツール「ドラロジ」
2021年7月12日
「運送会社の『運ぶ・探す』に革命を起こす」と銘打ち、新発売された「ドラロジ」は、単なる求荷求車システムではない。
基本機能は①荷物マッチング②空きトラックマッチング③おすすめ検索④定期便合積マッチング⑤動態管理(有料オプション機能)の5つだが、「荷物マッチング」に搭載されている「ルート&運行表」は、受注したい荷物に対する走行ルートを3つ表示し、さらに変更が必要な場合は希望の高速道路料金や労働時間に合わせた調整もでき、新たなルートを算出することも可能。
ルートを決めたら「運行計画表」が簡単に表示され、配車係が手間をかけずに運行計画を立てられる仕組みで、特許取得済みの新機能だ。ルート表示には、日本の細かな道路について膨大なデータを整備するゼンリンデータコム社の高精度で高鮮度な地図データを使用。正確なデータ情報でドライバーに指示できる。
求荷求車サービスで、通常は有料となる「月額費」が無料、さらに「運賃保証サービス」も無料。月額基本サービスの中に運賃保証が含まれているためで、相手先の倒産や未払いが発生した時は、ドラロジが代わりに支払うという。
「定期便合積マッチング」は業界初の機能。定期便では、「定期便情報を掲載している側」の秘匿性を保ちつつ、同一方向に運ぶ者同士がWin-WInの関係になれる「出会いの場」を提供する。例えば、2トン車で別々の会社が同じ方向に運ぶ場合、4トン車1台にまとめて1回で運ぶ方が効率的で、任せる側は手数料収入が得られ、運ぶ側は効率性や収益改善につながる。
株式会社Dralogi(茨城県土浦市)の三浦龍太郎社長が2年前に構想をまとめ、実現した。同社営業部の木村義孝課長は「配車係として『こんなものがあればいいな』『こんなことができたら楽なのに』と現場のリアルな需要を考えながら社長とともに設計した」という。同社は運送会社の子会社で、Dralogiを「運送会社が、運送会社のために本気で作り上げた『売り上げ&業務改善ツール』」と位置付けている。
◎関連リンク→ ドラロジ
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