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物流ニュース
福井貨物自動車 環境大臣表彰の「環境保全功労者」に
2010年6月29日
本年度の環境大臣表彰の環境保全功労者に、長年エコドライブに力を入れている福井貨物自動車(福井市)が選ばれた。環境保全功労者表彰を受けるのは全国で11個人、1団体で、団体では同社が唯一の受賞となった。
同社は02年から、清水則明社長を委員長とする「エコドライブ委員会」を社内に設置。走行距離と燃費をドライバーが書き込む「燃料管理表」を355台全車両に導入。アイドリング・ストップ、急発進・急停止の禁止、こまめな空気圧チェックなど、毎月目標数値や重点活動、反省点などを話し合っており、4月には延べ100回を数えた。そうした活動が高く評価された。
また、エコドライブのほか全員参加の班別ごみ当番制で、社内のごみを32種類に分別、再利用に力を入れている点も評価された。
同社環境課の駒田亮治氏は「02年比で延べ362万リットルの燃料削減および9500トンの二酸化炭素削減の効果があった。またゴミの分別では全体の90%の再利用を目標に取り組んでいる」と説明する。
受賞について清水社長は、「どの企業でも取り組んでいることで、自慢するようなことは何もない」としながらも、「デジタコなどハイテク機器に頼るわけではなく、一人ひとりが自分で考えていく中で自然にエコ意識が持てるよう工夫した。そうした手づくりの積み重ねが評価されてうれしい」と素直に喜んだ。
また、「エコドライブは省エネやコスト削減ではなく、事故防止にもつながる。受賞を機にさらに活動の底上げをしていきたい」と話す。
◎関連リンク→ 福井貨物自動車株式会社この記事へのコメント
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