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    食品リサイクルで環境と食育に貢献 天幸物流

    2010年7月21日

     
     
     

     物流全般・業務請け負い・建築不動産などの事業を展開する天幸物流(東專太郎社長=写真、神奈川県厚木市)は、東京都町田市の小学校42校で食品リサイクル事業を実施している。
     給食の残滓を回収して飼料にする取り組みで、学校、物流業者、養豚業者が協力しあった食品リサイクルの好事例だ。


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     食品リサイクル法や環境意識の高まりから、食品廃棄物の再利用が着目されている。学校給食の残滓も多くの自治体で飼料化や肥料化に取り組んでいるが、生ゴミの状態では畜産業者側でも受け入れにくく、食品リサイクルの課題は少なくない。こうした中、町田市で天幸物流が実施している食品リサイクルは、給食の残滓を効率よく再利用する仕組みになっている。
     同事業の概要は次のようなものだ。
     まず同社は、2トントラックで町田市内の各校を回り給食の残滓を回収する。残滓は自社の加工施設に運び、選別、粉砕、真空乾燥機で飼料化する。果物など飼料にならない残滓は堆肥化する。
     飼料となったものは厚木市でブランド豚の飼育などを手がける養豚業者、臼井農産で豚の飼料として利用される。その豚は、やがて食肉となり小学校の給食にソーセージなどで提供されている。また、堆肥は小学校の花壇で利用されるほか、畑で有機野菜を育てて給食に提供される。
     給食の残滓が、飼料と肥料に加工され、食材の生産に利用されて再び給食になるという、食品の循環リサイクルが構築されているのだ。
     学校から残滓回収の際には、卵の殻など飼料にならないものやスプーンといった異物の混入がないように選別をしてもらっている。食品リサイクルは物流業者1社だけできるものではなく「養豚業者と学校と、みんなが仲間になって協力してこそできる事業」と東社長は説明する。
     こうした食品リサイクル事業は、まだ確立された業界ではないため、食品メーカーなど関連する業種でも同社を見学に来て飼料化を行うところも多いという。また、学校の食育の授業の教材として使用されることもある。
     環境対策という点では食品リサイクル以外にも、雨水タンクを設置して、加工施設で使用する容器などを雨水で洗浄する取り組みも行っている。
     今後は、回収車両の燃料に給食で使った廃食油の再生燃料を使用するなど、新たな環境対策にも取り組みたいとしており、物流業者による食品リサイクル事業として今後の展開が楽しみだ。
     同事業に関する問い合わせは、電話046(229)0345番、天幸物流まで。
    ◎関連リンク→ 株式会社天幸物流

     
     
     
     
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