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    していますか?信号機のない横断歩道での一時停止

    2021年11月26日

     
     
     

    信号機のない横断歩道で横断しようとしている歩行者がいるときに、御社のドライバーは一時停止していますか?この問いに首をかしげる運送経営者は少なくない。一般車も含めて約7割が止まらない現状だが、プロドライバーから模範を示すべきとの声も聞かれる。

     

    JAF(日本自動車連盟)はこのほど、8月11日から同30日に実施した「信号機のない横断歩道」での歩行者優先についての実態調査の結果を公開した。

     

    同調査は各都道府県2か所、全国合計94か所で、信号機が設置されていない横断歩道を通過するすべての車両8281台を対象に実施。歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は2534台(30.6%)で、過去最高を記録した。JAFでは、「前年比で9.3ポイント増加し、毎年増加しているが、いまだに約7割のクルマが止まらない」としている。

     

    交通ルールでは、「横断歩道における歩行者優先」が定められている。車両が横断歩道を通過する際、横断しようとする歩行者がいる場合には、横断歩道の直前で一時停止し、通行を妨げてはならない。また、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるよう、予め速度を落とすこともドライバーの責務となっている。

     

    ディ・クリエイトの上西一美氏(JAPPA理事長)は、「警察庁の報告によると、日本の交通事故数や死亡重傷者数は年々減少しているものの、歩行中の歩行者の事故が依然として高い割合を占め、歩行者関連事故の件数は世界先進主要国の中で日本が最も多い」と指摘。その事故の相手は「車両」で、さらに現場は横断歩道上で起きているという。

     

    「もちろん車両だけでなく、歩行者に原因があるものも少なくないが、歩行者の死亡事故を起こした車両の法令違反では、『横断中の歩行者進路妨害違反』『交差点安全進行義務違反』『前方不注意』『安全不確認違反』が90%も占めている」。

     

    同氏は自身のセミナーで、「横断歩道の近くで歩行者がいたら、それは『赤信号が点灯している』ということ」と説明。また、「前方に信号がない横断歩道がある警告の◇マークがおおむね50mと30m手前に設置されているが、このマークは、『黄色信号が点灯している』と管理者はドライバーに伝えてほしい」という。

     

    上西氏は、「伝え方により意識が変わる。そして、それは行動を変えるので、ぜひ社内でもこのような言いまわしで浸透させてほしい」と語る。

     

     

     

    多様な企業が賛同「RESPECT THE LAW38」

     

    道交法第38条「歩行者優先」ー。

    この法律を一人でも多くのドライバーが知り、守り、そして広めていけば「歩行者優先の社会がきっと実現する」との思いでキムラユニティー(名古屋市中区)の木村昭二氏と上西氏が立ち上げたプロジェクトが「RESPECT THE LAW38」だ。

     

    掲げる理念は、歩行者優先を「します」「伝えます」「広めます」の3つ。また、「8つの行動目標」として具体的な行動指針も提示している。

    ①1つ目の◇マークを見たらアクセルオフ

    ②2つ目の◇マークを見たら減速

    ③横断歩道付近に歩行者がいたら一時停止

    ④歩行者がいるか・いないかわからないときは止まれる速度で進行

    ⑤横断歩道手前で車両を追い抜く時は一時停止

    ⑥歩行者とは距離を空けて進行

    ⑦後続車から追突されないように早めのブレーキ

    ⑧発進時は歩行者等、周囲確認の徹底

     

    同プロジェクトでは、1社でも多くの賛同企業を集め、「歩行者を守る」活動を各社が実践するとともに、それを紹介し、輪を繋げていくことを目指して展開。現在、置田運輸(横浜市中区)や福岡ロジテック(福岡県粕屋郡)などのトラック運送事業者だけでなく、バス、タクシーや、損保会社など多様な企業も手を挙げている。

     

    安全教育に注力していることで知られる久居運送(三重県津市)も同プロジェクトに賛同。同社の菅内章夫社長は、「三重県は止まらないドライバーが多いと聞いたこともあり、良い活動だと思い賛同した。幹部には参加したことを伝え、今後、ドライバーへの注意喚起をはかっていく」と語る。マイロジ(愛知県一宮市)の谷藤浩一氏は、「道交法38条については危険予知トレーニングなどの安全研修で説明しているが、プロジェクトに賛同していることで、『まわりが意識し始めているので自分も気を付けよう』という雰囲気を醸成し、全社的な動機付けに繋がれば」と語る。

     

    上西氏は、「本プロジェクトへの賛同企業・団体は常時募集している。交通事故のない優しい社会の確立のため、力を貸して頂きたい」と呼び掛ける。

     

    ◎関連リンク→ RESPECT THE LAW38

     

     
     
     
     

    この記事へのコメント

     
    1. 匿名 says:

      恥ずかしいが正直知らなかった。こんなの習ったっけ?

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      • 匿名 says:

        僕は習ってます 教習所によっては 習ってないのか それか 習ったことすら 忘れてるだけかと思います

    2. 匿名 says:

      逆に止まったら突っ込まれるんじゃないかな

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      • 匿名 says:

        法律です 突っ込まれたとしても 歩行者優先です

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      • 匿名 says:

        正解ですね。追突されます。
        馬鹿の思考停止がルールがーー法律ガーーと自己中な事を平気で堂々とやる。
        こんなので止まる奴は制限速度内だから後ろつかれても譲らなくて良いんだーーとか言ってる馬鹿と同じ発想ですね。
        ワザと渋滞させる設計(これは馬鹿警察が公言してる)で作った日本の道路で、信号の無い横断歩道でわざわざ皆が止まってたら道路は機能しないw
        郊外の田舎ならまだしも、、ああいうのはタイミングで止まってやれば充分。
        わざわざ皆がいちいち止まったら、渋滞は起きるわ、追突事故は起きるわ。しかも、それを違反として大々的にやったら、絶対急ブレーキで止まる奴出てくる。後続からは全く分からないんだから大事故になる!

        道路ってのは一見、初めて通る奴でも安全に通れないとダメ。
        目先の事ばかり考えずもっとその先どうなるか考えろよ!そして、迷惑で有害な事をわざわざ発信して広げるなよ!って事ですね。

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        • 匿名 says:

          あの、記事のなかに「横断しようとする歩行者がいる場合には、」って書いてるのでなんでもかんでも止まる必要はないのではないかと・・・・・・。たしかに後ろついてて急ブレーキ踏まれたらと思うと恐ろしいですが。荷崩れするのも嫌ですし。

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        • 匿名 says:

          いや、現法では横断しようとしてたらなんでもかんでも止まらないとダメなんだよw
          そもそも走行時に横断しようとしてるかどうかなんか判断出来無い。
          車道に体出してれば分かるがそんな危険な事誰も推奨してない。
          つまり横断歩道があれば歩道に立ってる人を見かけたら絶対止まらないといけないんだよ。
          そして止まってから初めてそいつが渡らずスマホいじってるだけって理解出来るんだよw
          そこでスマホ触ったらダメっていう法も無いから誰も悪く無いよね?w
          もっと先々を色々考えようよw

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        • 初心に帰れ says:

          止まる気がないなら止まるな。歩行者が渡ろうとしてたら止まるだけ。簡単なこと。あとは、車間距離を開けなさい。近いからオカマやるんだよ。みんな思いやりの精神でハンドルを握りましょう。

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        • 匿名 says:

          初心に帰れとか言ってる馬鹿は文字も読めないのに返信してくるなよ!ただの荒らし行為だぞ!
          走行時渡るかどうかの判断は不可能だから、人影を見たら何がなんでも止まらないといけないってのが現法なんだよw
          トンチンカンな事言って思いやりとかなんの中身の無い聞こえの良い事だけ言うなよ!君みたいな思考停止が居るから、事故や渋滞は無くならないんだよ。
          どうせ法律を盾に平気な顔してイエローラインの道路でドヤ顔で右折してるタイプだろうねw

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    3. ニック says:

      実際に歩行者妨害で検挙されたことがあります。それからはなるべく止まるようにしています。。。

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      • 匿名 says:

        場所によっては 木や電柱や看板見辛いところ有りますよね 通りすぎて人がいたのかって思うことが有ります でも免許書を持っているはずです プロです 減速あるいは一時停止して安全確認しなければ 道交法違反になります 難しい問題ですね

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    4. さっとん says:

      実体験です。
      片側1車線の道路を走行中、右手から信号機のない横断歩道で横断しようとしている歩行者がいたため、停止して渡らせようとしました。歩行者は小学校高学年くらいの女の子で、こちらを待たせてはいけないと思ったのか飛び出してしまい、反対車線を走行していた車両に追突されそうになりました。間一髪、対向車は急ブレーキで停止しましたが、気付くのが一歩遅れていたら大変な事故になっていたと思います。もしそれが命に関わる様な事故だったら、こちらの責任は無いものの渡らせようと止まらなければ何事もなく済んだのにと、後悔するでしょう。そんなことを考えていると、止まるのが是か否か判断が難しくなり今では、正直ものすごく気を使いながら停止しています。どの対向車も必ず止まるなんて保証は無いですからね。記事の取り組みは大切だと理解できますが、このルールが悲惨な事故を招かないことを祈り、早期の改善と啓蒙の強化を望みます。

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      • 匿名 says:

        あるある事故ですね。
        結局一本道で無い限り、下手に譲ると危険しか無いっていう事実ですね。
        渡りかけてる者に10m近づいてはならないっていう法律に今からでも変えるべきでしょう。
        渡る方も馬鹿じゃ無いから、車の切れ目で、自分のタイミングで渡るんだから、車がわざわざ後ろ大渋滞させてまで止まったら、常識良識がある人間なら絶対焦るからね。自分のタイミングで渡る邪魔をしてやったら可哀想ですよね。

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      • 匿名 says:

        まあルールを厳罰化するなら、歩行者側が手を挙げて渡る意思を見せるという事もセットにするべきだな。
        でないと渡るのかどうかも分からない。
        まあ、馬鹿警察のやる事だからどれだけ説明説得しても絶対今のままのルールでやるんだろうけどw

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    5. ネザーランドドワーフ says:

      停まらないのは、ほぼ乗用車。
      トラックだと
      人をハネる→被害者死亡→逮捕→延着→信用問題etc … 。

    6. 匿名 says:

      30年後は横断歩道止まるのが当たり前になってます 今は馴れる訓練です 勿論自分は横断歩道止まっていたのに対向車に弾かれて死亡なんて事は起きてはいけません ですが法律です 多少の犠牲もやむを得ないと思います 30年後の明るい未来に向かって 法律守りましょう

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    7. 匿名 says:

      もう物流ニュースでもなんでも無いなwww
      叩かれるのが怖くて逃げてるのかな?w早くいつもみたいに馬鹿社長の気持ち悪い語り取り上げなよwww

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    8. 匿名 says:

      うちの会社は止まるルールです。田舎なので。小学校が近いのでけっこう止まることあります。みんなが止まるようにすればいいんじゃないかな。ルールが統一されてないことが問題だと思う

    9. ポチ says:

      白い杖持った人居て、止まったが左からバイクすり抜け対向車もボケ~っと、止まったがため死覚を作ってしまったのかと思い、焦りました。

    10. 匿名 says:

      こちらが止まる。譲ってもらったと思い左右確認せず横断して跳ねられる対向車が止まらないから。

    11. 大吉 says:

      バスの運転士してます、バス停の先に横断歩道があり反対側に病院があるバス停があります、自己事例の典型的な場所ですが乗用車は止まらないですね、因みにバス停からバスの発進を邪魔したらダメですよ

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