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    京浜港でマルチトレーラの走行実験を実施

    2010年11月1日

     
     
     

     京浜港物流高度化推進協議会が10月7日に開催され、45フィートコンテナ輸送の実現に向けた走行・荷役の実証実験の内容などが紹介された。
京浜港は8月に国際コンテナ戦略港湾に選定されたこともあり、集荷力強化のために海コンの輸送サービス向上など、官民協働の取り組みを一層進化させる。


     同協議会が9月に実施したマルチトレーラによる45フィートコンテナ輸送の実証実験は国内初の取り組み。実験結果では、荷役作業性の面ではコンテナターミナルで45フィートマルチトレーラ側のコンテナ据え付け位置の視認が難しいため、時間を要したという。
     運転操作性について公道は40フィートコンテナトレーラと比べて、コンテナの肩の出やトレーラ後方の振り出しが大きくなることに注意が必要だが、特に問題がなく安全な走行が可能だった。さらにキャブバックの間隔が狭いことによるブレーキホースの絡まりが懸念されたが、実走では特段の支障はなかった。
     物流倉庫内でも、ランプ部とトラックバース部ともに大きな問題はなく安全に走行が可能だった。また、最後輪から後端までの距離が40フィートトレーラに比べて長く、倉庫出口から公道へ出る際にトレーラ後方バンパーが路面と接触することがあったが、出入りの際には低速で走行することとエアサスペンションで車高を上げることなどの対応は可能としている。 

     
     
     
     

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