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    報われぬ共同配送提案 話進んでも実行難しく

    2010年11月25日

     
     
     

     荷物も運賃も増えない中、効率的な輸送を行うため、運送事業者はさまざまな提案を行っている。
     札幌市と旭川市をつなぐ国道12号。道内の主要一般道路だが、両都市の間に位置する空知地方は人口が減少し、産業の活性化もあまり見られない地域といえる。


     同地域で事業を行う運送事業者は、国道沿いで発生するメーカー数社の荷物をまとめて、共同配送の提案を行った。「どの荷主・元請けも『儲からない、荷物が少ない、赤字だ』と言っており、それならウチがやりますよと話をすると、『いい提案だね』と反応してくれる」と社長。
     しかし、いざ実行に移すとなると「他社に運賃がばれる」などと荷主・元請けが二の足を踏み、話が進まなくなった。同社では守秘義務契約を結び、そのようなことは絶対ないと説明するが、話はそこで終わり。
     同社長はそれでもめげずに、次は全く違う業種の荷物を集めようと再び数社に働きかけた。同社も空知地方で定期の輸送業務があったが、やはり厳しい収支。多業種での共配をするなら、半分の単価で仕事を引き受けることができ、同社も黒字が出る計算だった。みんなの赤字を引き受けて黒字の仕事にするというWIN─WINの提案だと考えた。
     今回はスムーズに話が進み、ほとんど決まりかけたと思えたが、そこで交渉していた担当者が異動となった。後任の担当者は「あぁ、何か聞いているよ」といった程度の反応で、しっかり引き継がれておらず、書面での契約まで進んでいなかったため、ご破算になった。
     「産業の空洞化が進んでいる地域はどこに顔を出しても、あいさつ代わりで『厳しい、苦しい』という話ばかり。『何かいい話があったら持ってきてよ』と言われるが、実際に時間をかけて色々と根回しや交渉をして本気で提案しても、前向きに動いてくれるところは少ない。また、荷主や元請けの担当者個人の考え一つで、すぐに話が変わってしまう。それなら後ろ向きの言葉は言わないで欲しい」と同社長。徒労感に襲われることもあるというが、「それでもうちは前向きな姿勢で頑張らねばならない」と話す。

     
     
     
     
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