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物流ニュース
武田運輸 北海道内の環境対策をリード
2010年12月15日
環境先進企業として広く認知されている武田運輸(札幌市東区)。武田秀一社長は北ト協と札ト協で環境対策委員長を務め、道内のトラック運送業界の環境対策をリードしている。
同社の主要荷主である大手外食チェーンが「子どもたちやその次の世代に、より豊かな自然を残していく」「自然と共存した永続性のある企業活動の在り方を追求していく」ことをミッションに掲げ、環境問題に積極的に取り組んでいる。
「パートナーとして環境を大切にする事業運営に共鳴した」と話す武田社長は、早くから低公害車の導入などを推進し、エコ物流の先進企業として「武田運輸ブランド」を磨いてきた。安全輸送・サービス品質の重要性とともに、同社の企業理念に「技術で人と自然を護る」という文言を盛り込んだ。
1999年に2t天然ガス車を導入したのを契機に、03年には道内初のハイブリッドトラックを導入。06年には1回の充填で500km走行可能な7.5t天然ガス車「Long Distance NGV」をメーカーと共同開発し、全国で初めて導入。グリーン経営認証は07年に取得し、エコドラコンテストでは複数回にわたり入賞している。武田社長が使用している乗用車も天然ガスとガソリン切り替え式のバイ・フューエルのエコカーだ。
低公害車を導入するだけではなく、セーフティドライブ、エコドライブを徹底。動態管理システム、ドライブレコーダーを活用し、コンプライアンスを徹底した運行体制を構築。高速道路では70kmで走行しており、「これまで第一当事者となった交通事故はない」という。
環境対策のみならず、高い輸送品質や法令順守、安全運行、社会貢献で実績を重ねることで、「『エルメス、ヴィトン、武田運輸』と呼ばれるくらいの圧倒的なブランドを確立していきたい」と考えている。
◎関連リンク→ 武田運輸株式会社この記事へのコメント
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