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物流ニュース
エース 総合力で北海道ナンバーワン目指す
2011年1月13日
昭和59年に車両7台、従業員7人で運送事業をスタートしたエース(林博己社長、石狩市)。現在では390台、1110人体制へと成長し、道内主要都市のみならず、東北、北関東地方にも拠点を広げ事業を展開。北海道ナンバーワンの「総合物流企業」を目指している。
「総合」の文字は、荷主の物流を一括して受託し、保管・流通加工・在庫管理などまで行う、いわゆる「3PL」を指すだけではなく、「企業としての総合力」でナンバーワンになるという意味合いも込めている。
林社長は「取引している上場企業や大手商社・卸会社といった素晴らしい企業のように、社会的な地位や認知度、ブランド力、従業員の待遇などあらゆる面で肩を並べられるくらい企業としての総合力を向上させていきたい」とし、「創業当初から、物流業界の中での位置を求めてきたのではなく、広く社会の中での自社、そして物流業全体の認知度・ステータス・レベルを高く位置づけたいと考えてきた」と話す。
平成20年4月に食品・流通の3PLに強いアイアイテー(齊藤克彦社長、札幌市西区)と共同持ち株会社アイ&エースを設立したのも「北海道ナンバーワン」を目指す一環だ。道内の有力物流企業同士が協力することでブランド力を高め、購買などでのメリットも受ける。同7月に開かれた「北海道洞爺湖サミット」では、アイ&エースが重要貨物の輸送業務を引き受けた。
現在、岩手・宮城・山形・茨城・栃木・埼玉と東日本地域一帯に拠点を広げている。林社長は「今の会社のレベルを考えると、当面は箱根を越える考えはない」と言うが、「来年中くらいには日本海側への営業拠点の開設を検討している」と更なる成長を見込んでいる。
◎関連リンク→ 株式会社エースこの記事へのコメント
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