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物流ニュース
全ト協引越部会 優良評価事業の検討経過を報告
2011年2月24日
全ト協は2日、引越部会(鈴木一末部会長)を開催。「引越優良評価事業」(仮称)の検討経過について中間報告を行った。同評価事業については現在、事業者代表に有識者や消費者代表を加えた引越事業所優良評価制度作り検討ワーキンググループ(野尻俊明座長、流通経済大学教授)で検討を重ねている。
中間報告は第1回から第4回までのWGで協議された内容をまとめたもので、「引っ越しサービスの『見える化』を図ることで、品質による競争を促進するため優良な引越事業者(所)を客観的に評価する制度を構築する」ことを主旨とし、(1)安心・安全な事業者の見える化(2)引越業界全体の順法意識の向上(3)引越業界イメージの向上――の3本柱を目的に位置付けている。
「認定の要件」は現段階で確定していないが、「Gマーク認定事業所で構成される一般貨物運送事業者」「全ト協が実施する『引越管理者講習』を修了した者が各事業所内に○人(人数は未定)以上在籍」「国交省で認可を受けた引越運送約款を使用し、約款や消費者関連法令などを順守することを誓約している」「過去に約款に違反した事実がないことを証明できる(行政、消費者センター、ト協への情報開示依頼に同意すること)」など7項目に絞り込み、議論を進めているという。22日に開催する第5回WGで意見を集約し、最終報告書をとりまとめる。
このほか、「引っ越しの達人になろう! 磨きをかけたプロの技術と応対で、お客様に最高の満足を」を統一キャッチフレーズとする11年度引越繁忙期実施事項や啓発用ポスターについて話し合った。議事終了後、「トラック産業の将来ビジョンに関する検討会」の座長を務める野尻氏が講演。検討会での主な審議事項と論点を説明したほか、今後の課題について意見を述べた。
◎関連リンク→ 社団法人全日本トラック協会この記事へのコメント
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