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物流ニュース
「つぶやき」で仕事獲得 HPやツイッター活用
2011年3月31日
自社をいかに社会にPRしていくか──。最近では会社案内やダイレクトメール、ホームページだけでなく、ツイッターを活用する経営者も出てきた。専門知識がなくても、ホームページやツイッターを駆使して荷主の新規開拓や社内活性化などに取り組み、新たな運送事業の形を模索し続けている事業者もある。
神奈川県の事業者は、1年ほど前からツイッターを始めた。初めは何もわからなかったが、見よう見まねでツイート(つぶやき)し続けた。始めたのは、ある経営者同士の勉強会がきっかけで、もうすぐ50歳という同事業者は、ツイッターなどについて「全部わかっているわけじゃない」としつつ、「新しいものを知るために勉強し続けないと」と話す。
勉強会で聞いて始めたツイッターを通じて、他県の同業者の知り合いができた。そして、その相手から新たな仕事を受託することとなった。何気なく始めたツイッターだったが、1件だけだが新たな仕事が舞い込んできたのだ。
同事業者は昨年夏からホームページもリニューアルした。「以前は会社案内を写しただけのようなもの」だが、安全環境対策や社内行事など掲載内容を定期的に更新し、どういう会社なのかが伝わるようにした。その後は反応がよくなり、HPからの問い合わせで新規荷主が増えた。
トラックに独特のカラーリングや業務内容を描いている事業者は多い。いわばトラックそのものが運送事業者の広告とも言える。だが「どこかでトラックを見て興味を持っていただいた荷主が、その会社に頼もうとする時には、まずHPを検索するところから始めるようだ」と同事業者。その時にHPが見つからない場合や、いいかげんな内容の場合には、そこから先へは進めないという。
「いまは電話帳ではなくHPから検索する時代なのに、対応していない事業者も多い。小さな会社に営業専従者は置けないが、HPは365日の営業マンという話を聞いて更新し続けている」と話す。同社はブログとツイッターとHPを連動させて、社長の更新した記事が反映されるようにしている。何でもまず採り入れてみる姿勢が、新たな可能性を切り開いているようだ。この記事へのコメント
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