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    人材確保のため「乗れる車」を ライトバンの導入検討

    2011年4月11日

     
     
     

     中型免許制度が導入されてから、高卒の新人など若手の人材確保が懸念されていたが、今後ますますプロドライバーの人材不足が心配されている。運送会社に入社しても普通免許で乗れるトラックがないといった事態を考慮して、仕事はないが普通免許で乗れるライトバンを購入しようという事業者もいる。中型免許制度が運送の現場にそぐわない、ちぐはぐな状況を生み出している。


     神奈川県で化学品関連の輸送を手がける事業者は、トラックはすべて中型免許以上の車種で、普通免許で乗れる車両がないという。中型免許は、運送事業の門をたたく人材を、入り口で入り込ませないようにしてしまっていると指摘する。
     以前は、「車の免許(普通免許)があるから運送会社で働いてみるか」という理由で面接を受けに来る人もいたという。本人は軽い気持ちで就職したが、トラックに乗ってみると運転を好きになり、仕事に張り合いを感じるなど、「性に合っていた」と、トラックドライバーを一生の仕事にする人も大勢いた。
     中型免許制度は、そうした人材の入り口を塞いでしまったと言える。普通免許で乗れるトラックがない同社では、一度使ってみて適性を見るといった『トライアル雇用』ができない。中型免許保有者の求人をしても、ハードルが高いため難しく、定年退職の年齢になったドライバーを、継続して働いてもらえるようにお願いしている状況だという。
     今後は、普通免許しかない人でも雇用できるようにライトバンなどの購入も考えている。ライトバンで配送する仕事は現在持っていないが、先に車両を用意して人材を確保する考えだ。

     
     
     
     

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