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    湘南ベルマーレの支援活動、横浜低温流通が輸送を担当

    2011年5月13日

     
     
     

     プロサッカークラブの湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市)は、東日本大震災の被災地に緊急支援物資を送っている。物資はベルマーレのスポンサー企業や一般の方から集め、宮城県気仙沼市へ届けられた。現地までの輸送は横浜低温流通(伊澤進社長、同厚木市)が担当し、トラックを無料で提供。現地ではまだまだ支援物資が足りない状況で、継続的な支援を実施している。


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     3月22日に出発した第一便は、水、食料、衛生用品、毛布などを積みこんで気仙沼市に輸送。現地での物資受け入れは国際NGOのピースウィンズ・ジャパンが担当し、被災者へ配給した。かまぼこメーカーなど湘南ベルマーレのスポンサー企業が物資を提供し、3日間で10tトラック1台分の物資が集まったという。
     食料を中心に積み込んだ第一便が到着した後、「まだまだ足りない。特に衣類が足りない」という状況が分かり、すぐに第二便が準備された。ベルマーレのサポーターなど一般の方にも協力を求め、下着や衣類、衛生用品などを募集し、29日に再びトラックに積み込んで輸送した。
     この支援物資の提供に重要な役割を果たしたのが物流会社だ。ベルマーレとピースウィンズ・ジャパンは以前から提携して、海外の災害被災地や発展途上国にサッカーボールを贈る活動などを行っている。ベルマーレはスポンサー企業などから支援物資を集めるネットワークはあるものの、「被災地にどうやって運ぶか」が課題になっていた。
     そこに、ベルマーレのスポンサー企業でもある横浜低温流通が無料でトラック輸送を提供し、燃料確保や輸送ルートなど課題をすべて解決し現地に届けた。
     「物資の募集、受け入れ、物流」の三つが適切に組み合わさり、被災地に必要なものを届ける取り組みが構築された。ベルマーレの担当者は「長い戦いになる。被災地には長期間の継続的な支援が必要で、今後もできる限りの支援を続けていく」と話している。

     
     
     
     

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