日本物流団体連合会（物流連、池田潤一郎会長）は、令和３年度第４回の「海外物流戦略ワーキングチーム会合」を都内で開催、国交省や会員企業からＷｅｂの１７人を含め４０人が参加した。

この会合は物流事業の海外進出に関する課題について官民連携しての検討が目的だが、コロナ禍で海外渡航が困難であるため、令和３年度はアセアン諸国の中から地域や国を特定し、その地域、国に特化した講演を専門家に依頼するほかＷｅｂで海外の専門機関や進出企業と懇談形式で現地の物流実態等の調査を実施。今回の講演は、日本ミャンマー協会の宮野弘之氏を講師に招き「ミャンマー情勢の現状と見通し」と題し、クーデター後のミャンマーの現状と今後の見通しを解説。

また、国交省総合政策局参事官（国際物流）室の馬場厚史物流渉外官が「最近の国土交通省の国際物流政策の取り組み」をテーマにＡＳＥＡＮ コールドチェーンへの取り組み、日中韓物流大臣会合、シベリア鉄道の利用促進、国際海上コンテナ輸送の需要ひっ迫等について解説した。

このほか事務局からは、令和３年度の新たな取り組みとしてＷｅｂを活用した海外の専門機関への懇談形式の現地物流実態調査の結果も報告。次回の開催は２月２４日で今年度最後の会合となる予定。

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