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物流ニュース
ホクレン運輸 「Claris FileMaker」導入しDX化推進
2022年3月11日
Claris International Inc.(米国カリフォルニア州)はこのほど、ホクレン運輸(穴田繁俊社長、札幌市中央区)が導入した、開発プラットフォーム「Claris FileMaker」を活用したDX成功事例を発表。ホクレン運輸では、車両の保守・修理、配車に関わる情報の複数拠点間での一元管理や、ドライバーの勤怠管理を「Claris FileMaker」で行っている。
同社では、外部のシステム開発会社に委託し構築されたシステムと、複数のスプレッドシート、紙を組み合わせ、複雑な情報の管理を行っていたが、電話やファクスによる運用も多く、業務効率化とデータの一元化が求められていた。そこで、「Claris FileMaker」を活用し、独自のアプリケーションを内製開発、運輸業におけるDXに成功した。
これにより、「車両の保守・修理の申請書類のデジタル化と一元管理」や「ドライバーの労務管理に加え、社員台帳、健康診断、適正診断、教育指導記録、残業時間管理などのデジタル化」「事業単位でのコスト、運搬取扱量、採算管理」といった導入効果を得た。また、「電話で行っていたドライバーへの配送指示をLINEでの通知に変更」したほか、「電話とファクスで受け付けていた顧客からの飼料輸送依頼をWebベースに移行」し、業務の大幅な効率化に成功した。
同社苫小牧支店の新昇二氏は「大幅に業務が効率化され、また業務が可視化された。大きな業務システムでは、少しの変更でも開発会社に払う費用も時間もかかるが、FileMakerを利用することで、柔軟にシステムを改善できる。中小企業にとっては、開発費用を抑えることが重要で、ローコストで運用できるメリットは大きい」とコメント。
◎関連リンク→ ホクレン運輸株式会社
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