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物流ニュース
サンリツ 八王子に新物流センター セキュリティ重視の薬剤倉庫
2011年7月19日
サンリツ(三浦康英社長、東京都港区)は東京・八王子市に物流センターを新設、5月から稼働している。
薬事倉庫として製造および修理業の認可を取得、国内外の医療機器や医療検査機器を扱う。セキュリティ面を強化し、スタッフは全員セキュリティカードを所持し、1階には搬入・搬出エレベーターが設置されているが、目的階のキーをエレベーター内の該当階数に差さないと、その階には行けないシステム。地上5階建てのフロアごとにセキュリティがかけられ、「個人情報の管理が厳しくなっているのに加え、外資系企業は自社の荷物の管理を気にするので、貨物はこの区域でセキュリティをかけて保管している」と説明する。
建物は、5階建てで倉庫面積は4階分(2階は事務所エリア)、敷地面積8265平方m、延べ床面積は1万6491平方m。MRIなど大型重量物機器も多く扱うため、床も各フロアで適切な強度に高めている。1階奥にはサンリツのメーン業務である木枠による梱包作業場も設置。3階には海外からの輸入機器の動作確認をする特別な機器検査エリアがあり、都から許可を得た責任者が麻酔ガスやレントゲン機器の動作確認を行っている。
夏からの節電に際し、「特定事業に当たるので15%の節電が目標。しかし施工段階でLED電球を使用するなど、既に省エネ対策は施している」。対策は部署ごとに電気使用時間をずらすなどで対応する模様。
同社は従来の村山事業所の機能を八王子事業所に移し、現在は八王子センター、日野センター、村山センターの3か所に倉庫を保有。外部倉庫に委託していたものも集約し、事業拡大する目的で八王子センターを開設した。
◎関連リンク→ 株式会社サンリツこの記事へのコメント
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