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物流ニュース
夏休みに加え荷主は土日操業 一般道の大渋滞懸念
2011年7月26日
大阪市住之江区の運送会社は、大型トレーラでの長距離運行を手がけており、主に通行可能な一般道路を利用している。仮に土曜日の配送でも、これまでの「高速道路1000円通行」の影響はさほどなかった。しかし今回、荷主企業の土日操業に伴い、同社でも土日の運行が大幅に増加。さらに、行楽シーズンを迎えるこれからの夏休みで、「高速道路を利用せず一般道を走る一般車両で混雑し、計画的な配送が行えないのでは」と心配している。
大型トレーラなどは鋼材や重量物など規格外の荷物を運ぶことから、高速道路を利用できないケースもある。その際、国道などの幹線道路を利用する。今までは、土日の配送も比較的少なかったが、今回、荷主企業が電気使用量の少ない土日に操業することから、運送事業者でも部品や材料の納品で稼働するようだ。
大阪府堺市の運送会社は、「これから夏休みやお盆を迎えるにあたり、高速道路の割引制度が終了したのならば、高速利用者も減り、その分、一般道路に集中してしまう可能性が高い」とし、「国は何らかの形で、高速道路料金について検討してほしい。土日操業の間だけでも、営業ナンバー車両が通行しやすいように高速道路の料金を割引、もしくは一般車両の1000円通行などを再開するなどしないと、一般道路の混雑が予想され、われわれ運送会社とドライバーに影響が出る」と危ぐする。この記事へのコメント
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