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    魚介類を新鮮なまま海外へ 北海道開発局が実証実験

    2011年9月29日

     
     
     

    【北海道】北海道開発局港湾空港部は1日、「新千歳空港航空貨物機能高質化検討調査の結果」を発表した。
     北海道産の魚介類を新鮮なまま海外へ輸送し、国際航空輸送の品質向上及び輸出促進につながる方策の検証を行うため、(1)温度管理が可能なコンテナ(リーファーコンテナ)(2)保冷梱包材による輸送方法の品質とコスト、を調査した。


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     リーファーコンテナでは、新千歳空港から羽田・成田両空港を経由し、台北の桃園空港まで活タラバガニを運んだ。輸送時間は17.5時間かかった。
     通常の半分の量に氷を減らして輸送してもコンテナ内では一定の温度が保たれていたが、コンテナからの搬出後は氷の量により温度変化が見られた。
     輸送コストは、特殊なコンテナであるためコンテナ単位での費用となり、今回実施した貨物総重量260kgの輸送では従来の通常コンテナの輸送より22%の割高となった。しかし、500kgの貨物では8%、750kgの貨物では3%しか輸送コストが変わらないことが判明。搭載する貨物量が増えれば、従来の輸送と比べ価格差がそれほど大きくない試算結果となった。
     保冷梱包材では、新千歳空港から桃園空港への直行便で実施。通常のドライコンテナに氷の代わりに保冷剤を封入した保冷パックを使用し、活タラバガニ、冷凍キンキ、ニシンなどを輸送した。輸送時間は15時間。
     梱包に手間がかかるものの、チルド輸送として一定程度の温度に保つことができ、鮮度に問題は発生しなかった。
     コストは、梱包費用が従来の2倍かかるものの、全体の輸送重量の低減につながったため、これまでの輸送と比べ500kgで2%の割安となった。
     なお、北海道を仕出し地とする国際航空貨物のうち、新千歳空港から直接輸出されている貨物量は、平成17年が23.2%だが、同21年は15.3%にまで落ち込んでおり、成田空港経由が同17年の74.2%から同21年には82.3%まで増加。ほとんどの貨物が成田で通関しているのが実態だ。

     
     
     
     
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