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    駐禁ステッカー倍増 3分で家具配送は不可能

    2011年10月17日

     
     
     

     「今年に入って違反シールを張られることが激増している」。
     事業所のある兵庫県内と、隣接する大阪府内に家具や家電など大型の貨物を宅配する事業者は、自社トラックの駐車違反の増加ぶりを嘆く。大型マンションなど高層化した住宅事情、家庭に届けるだけでなく組み立て・設置工事を施して帰ることが前提となった現場のサービス体制。「緑ナンバートラックは仕事で止めているのは明らかなのに…」と頭を抱える。


     「高層マンションの30階以上への配達なら、届けて帰ってくるだけでも10分以上はかかる」。現場をよく知る家具宅配会社の従業員はそう話す。エレベーターの本数がそもそも少ないこと、エレベーターがやって来て乗り込もうとしても混雑していれば住民優先でもう1台遅らせること、各階に止まりながらであることなど、家庭の玄関にたどり着くまでに時間がかかる。
     従業員の勤める会社の経営者によると、高層マンションの多い大阪市福島区、港区、淀川区などで時間のかかる傾向が著しい。そして、その時間に比例するように多くなるのが、駐車禁止ステッカーが張られる枚数だ。
     もちろん、あたりに駐車監視員がいないのを察知しながらサッと配達を済ませる配送マンと、無神経にトラックを離れることでステッカーが特に多くなる配送マンという、「人による差」は出てくるという。経営者は「1か月に3回も違反を取られる者もいる」と内情を話す。
     そうした事情を反映して、同社トラック全体で違反ステッカーを張られた枚数が、9月末時点ですでに、昨年1年間の2倍にも上る。同社の保有台数は現在18台。昨年までに張られた延べ「実績」は、07年が6回、08年10回、09年11回、10年13回とおおむね10台前後で推移。ところが、今年は9か月間ですでに25台となっている。
     駐車車両の運転者の責任を問わない放置違反金の制度が創設されて5年、駐車監視の現場から警察官、駐車時間を道路に書き記すチョークが消えた。そして導入されたのが、運転者が車の周りにいなければ2〜3分で違反ステッカーを張り付けてしまう制度。
     配送現場に詳しい先述の従業員は、「駐車監視員の数が、昨年までとは違って増えていると実感している。2〜3分では仕事ができない」と嘆く。

     
     
     
     
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