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物流ニュース
ジーシーエル 日本最大級の冷凍冷蔵ウイングトレーラを製作
2011年11月9日
経済・環境面から空車の比率を抑えた効率的な輸送が求められる中、輸入野菜や果実などの青果物輸送を手掛けるジーシーエル(山本智也社長、神戸市東灘区)は、大型と4t車分の荷物を1台の車両で効率輸送を可能にした日本最大級の冷凍冷蔵ウイングトレーラ車(最大積載量19.5t)を車体メーカーなどと協力し製作、納入した。
山本社長は「今まで車体の構造上、設計は難しいと言われていたが、1年がかりで取り組み実現できた」と話す。
同トレーラは、規制の標準を内外高ともにクリアした日本最大級の冷凍冷蔵ウイングトレーラ。サーモキング・カンサイ(城野明央社長、大阪市西淀川区)、平野車体(平野光雄社長、摂津市)、丸毛自動車などの協力のもと実現した。
車両は、環境面を配慮してヘッドには、パワフルで燃費がいいボルボFH12グローブトロッターXL520を採用。また、冷凍機は燃費と軽量化が図られたトレーラ用ユニット「SLX─400」を用いた。それぞれのメーカー担当者らは「車体が冷凍機の重量を支えられるかなど技術的に難しかったが、山本社長の熱意に押され、改良を重ねて今年8月末に納車できた」という。
省エネ法の改正で荷主企業もCO2削減が求められていることから、運送会社の環境に対する取り組みは評価が高い。ジーシーエルでは、これまでにもフォークリフトをすべて電気式に代替えするなど取り組んできたが、山本社長は「効率的な輸送を行うことにより、環境に対する取り組みニーズに応えられた。ドライバーだけでなく、見た目も重視されお客さまにも好評だ」という。
山本社長は「トラックは我々にとっていわゆる商品。お客さまの要望に応えられるトラックが出来上がった」と意気込みを見せ、「効率輸送をはじめ車両のパワーや架装面などにも手を加えたのでドライバーの負担も軽減できる。輸送品質の向上に繋げたい」と語る。
◎関連リンク→ 有限会社ジーシーエルこの記事へのコメント
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