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物流ニュース
静岡運送 中国タイヤの販売開始
2012年3月13日
静岡運送(本野敏夫社長、焼津市)は中国製タイヤの販売事業を立ち上げた。国内メーカーの同サイズよりも30%以上割安なことを武器に、同業他社に向けてトラック用タイヤを売り出す。夏頃からはスタッドレスタイヤの取り扱いもスタートする計画。
グループ会社のエス・ステージ(同社長、同)で展開し、TRIANGLE(トライアングル)、LINGLONG(リンロン)の2社を取り扱う。両社とも中国ではトップ5に入る規模のメーカーで、本野社長が製造工場に4回足を運び品質をチェック。自社車両でも8台に装着し約半年間の走行テストを行ったところ、バーストなどのトラブルも発生しなかった。
「タイヤの減り方」は、同じトラックに国内メーカーのタイヤを取り付けて比較した結果、現時点では「中国製の方が若干早い」。しかし、一定程度使用した後に再び溝を刻む「リグルーブ」に標準対応しているため、溝を再生することで、この差をカバーできるという。山岸運送(山岸一弥社長、島田市)、丸総(橋口武俊社長、榛原郡)など静岡県中部地区の事業者が一部車両に導入し、コスト面で好評を得ている。
価格は275/70R22.5 16Rで1本2万1525円(11年12月時点、税込み)と、国内ブランドの同タイプよりも約1万円低い。注文は同型タイプ10本以上から、納期は1ー2か月程度。サイズは4tからトレーラ用まで対応する。送料は1本あたり500円から800円を予定しているが、入荷日当日の午前中までに同社に引き取りに行けば、1本あたり1000円を値引きする。
「将来的には在庫を持ち、納期を縮めていきたい」と本野社長。
◎関連リンク→ 静岡運送株式会社この記事へのコメント
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