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物流ニュース
軽貨急配 「Q配サービス」に社名変更
2012年2月8日
By−Qグループとのシナジー効果を生かし、全国ネットワークによる様々な輸送媒体での緊急輸送の対応を可能にした軽貨急配(髙柳均社長、大阪府門真市)は、1月1日からQ配サービスに社名を変更した。
生き残りをかけ舵を握る髙柳氏は「最大の武器である40拠点での営業力をさらに強化して、攻撃的な営業活動を展開し5年後の売り上げ150億円を目指して挑戦していく」と、社名変更を機に強い思いを語る。
1月1日から軽貨急配をQ配サービスに、トラステックスサービスをQ配ビジネスサポートに変更。また、独自のオリジナル軽トラックもオレンジ色の新しいロゴシールとシルバーの帆に変えたほか、ブルゾンも一新した。By−Qグループとしてのイメージ統一を図り営業力を強化していく狙いだ。
現在、By−Qグループは7社で、主要事業である首都圏を中心にした緊急物流サービスと、Q配サービスの全国40拠点でのネットワークによるインフラおよび営業力で新たな事業への挑戦が可能になり、これまでの瞬間物流サービスを大阪、名古屋などでも強固なものにしていく考えをみせる。
また、髙柳氏は「軽貨物・バイク・一般貨物・自転車・ハンドキャリーなど、全国ネットワークによるBy−Qグループとしてのサービスが既存クライアントに認知され、利用され始めてきている。委託ドライバーに対して緊急輸送を追加業務として引き受けてもらい、収益アップにもつながり、喜んでもらっている」と手応えを感じている。
髙柳氏は「現在は、まだ生き残りをかけた再生途上ではあるが、あいさつの徹底から始めた社員の意識改革も成果が出始め、元気で勢いのある会社に戻り、土台づくりは出来てきた」と語り、「軽貨急配の25年の歴史に幕を下ろし、今後はQ配サービスに携わる人すべての気持ちをひとつに助け合う精神を持ち、現状に満足せず常に変化し続けたい」と意気込みを見せる。
昨年2月から軽貨急配の舵を握った髙柳氏。軽貨物運送個人事業の経歴を持つ強みを生かして「再生から10か月が経ったが、私の中では60%ぐらいは再生が進み、形になりつつある。財務体質を改善し、昨年8月以降は黒字化できた」とし、Q配サービスの体制改善と社員意識の変化に注力した結果、黒字体質に転換させた。
体質の改善を機に今後について、「今年1年間は攻守のバランスを保ちながら、攻めに転じていく。そのためには委託ドライバーとクライアントを増やしていくことが重要」と捉える。
そのため、事業の柱の一つである軽専属運送事業については、「新規の委託ドライバーに対して車両販売を伴わない開業支援をより、強化していくことにより、安心して仕事ができる環境を作りあげることで、荷主企業の満足度も高まっている。また、地域の中小スーパーをターゲットに配送サービスにもさらに注力していきたい」と話す。
髙柳氏は「グループの中でも物流に特化しているのが非常に強み。物流マーケットを知り尽くしている部分を強く生かして営業を展開していく」と語る。
◎関連リンク→ 株式会社Q配サービスこの記事へのコメント
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