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    ツダグループ 圧倒的な在庫でユーザーニーズ満たす

    2012年3月6日

     
     
     

     トラックの買取・販売を手がけるツダグループ(福井県越前市)は、圧倒的な保有台数と徹底した内部点検による品質の高さ、そして情報公開への積極姿勢で成長を続けている。グループ中核会社の津田(津田猛社長)は、常時500台超の中古トラックを在庫として保有。8800坪の広大な自社展示場内には、点検場と洗車場を設け、自前で仕入れた車両の点検を行っている。さらに、HPに掲載する車両写真の撮影施設の建設も進めている。
     津田社長は、「走行距離の少ない高年式車を中心に揃え、毎月百数十台を販売している」と語る。圧巻の展示場(写真)には、「北海道から九州まで、全国各地」から、その豊富な台数と高い品質を求めて、多くのユーザーが車両を見にやってくるという。また、岩手県花巻市の東北支店でも100台余りを展示しているという。


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     同社では現在、通常の中古車販売の一歩先を行くユーザーが求める形に車両を作り込む「リニューアルトラック」事業を展開。仕入れた車両を同社が誇る全16レーンの架修・架装工場で、「短納期のカスタムメイド」を施し、「リニューアルトラック」として販売している。「アルミバンを冷凍車にしたり、平ボデーにユニックをつけたりと、どんな要望にも応じる」とし、「専用の加工機を多数揃えているため、上物のアッセンブリだけでなく、アルミや鉄の鋼材を折り曲げ、切って、溶接するところから全て行う。ユーザーが求める細かい仕様にも対応し、最善・最適なものを提供できる」という。
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     自社工場での施工のため、中古車の最大の魅力である「すぐに車が使える」というニーズにも対応。「最短1週間で納品できる。働く車はスピードが命。『来週から現場に入るから、すぐにこの車両を使いたい』といった要望にもお応えできる」。
     中古トラック市場で名が轟く存在となった同社は、同業者に比べてエンドユーザーの運送事業者の割合が多いのが特徴。ユーザーそれぞれのニーズを細かくすくい上げ、着実に信頼を積み上げてきた証と言える。「同じ車種でも年式や状態によって価格が大きく異なるため複数台揃えている。仕事の内容をお聞きした上で最適な車両を提案しているが、顧客の経営を考慮し、あえて価格の低い車両を勧めることも多い」。
     一方、グループ会社の津田鋼業では中古部品を取り扱っている。「売れない車」から部品をリサイクルし、パーツだけでなく、エンジンやミッションなど駆動系もリビルドして販売。「使える物は全部使う、究極のエコ」とも。「古い車のパーツを探しているユーザーから重宝されることも多い」。
     ツダグループの営業活動の生命線とも言えるのがインターネットだ。車両やパーツなど、全ての情報をHPに掲載しており、毎日約4000件ものアクセスがあるという。車両の点検情報などもリアルタイムで更新している狙いについて同社長は、「ありのままの情報をユーザーに見ていただき、納得して買ってもらえるようにしている」と説明。写真撮影場の新設も、いち早く車両情報をアップするための施策だという。
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     津田社長は、「高い価格で仕入れて、自社でコストを下げ、適正な価格で売るのがうちのやり方。安心して仕事で使っていただける、良質な車両の提供に努めていく」とし、さらなる積極姿勢を取る構えだ。
    ◎関連リンク→ ツダグループ

     
     
     
     

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