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物流ニュース
押入れ産業 震災乗り越え目標達成
2012年3月28日
今年11月に創立25周年を迎える押入れ産業(東京都港区)は2日、「2012年度全国加盟店経営者大会」を開催。
黒川久社長は同日、記者会見を開き、23年度の売上実績を発表。3か年計画の初年度目標としてコンテナ稼働率2%アップに対し、2.4%アップで目標を達成し、業績の下降は底打ちしたと報告した。
3年間で6%アップを目指すという目標を発表後に東日本大震災が発生。黒川氏が社長を務める東邦運輸倉庫はじめ、東北の会員らが被災したが全国の会員が支援に駆けつけた。また、福島原発事故の影響等で海外の家財保管で契約していた120のコンテナが解約になるなどマイナス要因が重なったが、全国の会員が売上向上に注力。基幹業務のコンテナ保管をはじめ文書保管、レンタルスペースの業務でも初年度の目標をクリアした。
黒川社長は「ネットワークの絆の強さを再確認すると共に、心から感謝している。ボランティアの方々の姿を見て、力をなくしていた現地の社員もやる気を出せた」と語った。今後の展開でも、全国展開する企業へのアプローチなど、本部として支援する意向を述べた。
12年度の事業方針について、昨年専務に就任したゲイソー・ロジスティクス社長の古川浩延氏が発表。全国70社を4ブロックに分けてブロック長を各1人ずつ置き、実績とコミュニケーション促進の責任を持たせる方針で、コンテナ稼働率2%アップ、文書は1か月10万ラックなどを目指す。ホームページも11月にはリニューアルし、双方向性を追求。
研修講演ではあさ開(岩手県盛岡市)の村井良隆社長が講演。消費者の日本酒離れによる業績下降を様々な取り組みで回復した経緯を話した。
◎関連リンク→ 押入れ産業株式会社この記事へのコメント
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