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物流ニュース
ai&ai ドライバー品質、フォローで向上
2012年5月16日
ai&ai(北川英夫社長、東京都清瀬市)は、「アイ&アイトランスポート」として首都圏を中心に軽貨物運送事業を展開している。
同社は平成12年に北川社長が一人で創業。現在は専属ドライバーと280台の車両が稼働しているが、当初はゼロからのスタートだった。飛び込み営業で仕事を集め、配送だけでなくポスター貼りの仕事など様々な業務を受託した。現在200社ある取引先の8割が、同社長が開拓した仕事だ。
中には花屋で繁忙期の一時期だけ配達を代行する仕事もある。仕事を続けた結果、花屋から花屋へと紹介されて仕事が増えたこともあったという。
現在、主力となっている事業の一つはスーパーの宅配サービスだ。これはスーパーで客が買い物をした商品を自宅まで届けるサービス。ほかにもインターネットで注文する「ネットスーパー」の商品宅配など、こうしたサービスのニーズは今後も増えると見ている。実際に配達して実感するのは、注文商品は米、酒、飲料など重量のあるもので、客は高齢者が多く、社会的に必要とされるサービスだ。
そうした事業を支えるのは、ドライバーの品質だ。「軽貨物の品質は接客の力」として、ドライバーには徹底したフォローをしている。目指すは「フォローは完璧」だ。新規の仕事は本社の社員が配送業務を行った上でマニュアルを作成してから、ドライバーに仕事を渡していく。新しいドライバーには研修を行い、地域の地理の知識などを試験する。研修後は2日間の試走もする。仕事内容はルート便が多いこともあり、安定している業務なので辞めるドライバーは少なく、経験の豊富なドライバーが増えている。
設立から12年。これからの目標は、軽貨物業界が正しく認知される業界になれるよう努力することだという。同社のトレードマークはクジラのキャラクター。「軽貨物運送の市場は海のように大きく広い。車両は小さくても心は大きく豊かに、クジラのように進んでいきたい」と話している。
◎関連リンク→ 株式会社 ai&aiこの記事へのコメント
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