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物流ニュース
フクダ運輸倉庫 LED VISIONトラック開発
2012年5月7日
フクダ運輸倉庫(福田民男社長、埼玉県新座市)はこのほど、日本初となる「LED VISIONトラック」を開発、サービスの提供を始めた。同社では、本業である運送事業のほかにアドトラック事業を展開している。これは、トラックのボディーを活用した広告事業だが、今回の開発は同事業をさらに進化させたもので、注目されているという。トラックが完成した3月15日、東京プリンスホテルで発表会を開催した。
ホテルの駐車場の一角に、ひときわ目を引く1台の大型トラック。福田社長らによって幕が下ろされると、トラック側面にある大型ビジョンに鮮明な映像が映し出された。
埼玉西武ライオンズの公式チアリーディングチーム「BLUE LEGENDS」やマスコットキャラクターの「レオ・ライナ」も応援にかけつけ、パフォーマンスで会場を盛り上げた。
同社は本業の運送以外にこれまで、アドトラック事業を展開してきた。実際には、グループ会社のフクフクサービス(福田直人社長)が手掛けているが、福田直人社長によると、これまではトラックのボディーに固定式の広告看板を貼るというもので、契約期間中は同じ広告デザインで運行せざるを得なかった。そのため、1台のトラックでよりインパクトがあって、効率的な宣伝ができないかという考えが常にあったという。そうした中で開発されたのが今回の「LED VISIONトラック」だ。
10トン車のボディーの左右両面に350インチのワイドLED画面を設置し映像を流す。これにより、契約期間中でも様々なデザインが可能となった。走行中の動画は禁止されているため、動きのある映像は流せないが、静止画への切り替えも簡単にできる。
発表会翌日の16日からサービス提供を開始したが、開始前からすでに問い合わせがきていたという。コンサートなどイベント関連の輸送も手掛けているだけに、今回のトラックは相乗効果も期待できるとしている。同社長は「本業の運送を支える柱に成長させていければ」と抱負を語っている。
◎関連リンク→ フクダ運輸倉庫株式会社この記事へのコメント
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