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物流ニュース
ダイセーロジ グリーン認証取得でエコドラ意識が向上
2012年5月30日
食品配送と樹脂原料・樹脂フィルム、管材などの輸送を手掛けるダイセーロジスティクス(永田勝志社長、東京都文京区)は2011年10月にグリーン経営認証を取得した。顧客から「物流品質向上に役立つ」と勧められたことがきっかけという。担当したのは品質保証チームリーダーの佐藤智和氏と安全管理チームリーダーの山口和彦氏。佐藤氏は「取得に際しての課題は基準の把握と周知だった。初めての挑戦は大阪ハブセンター。審査方法も必要書類も理解できていない状態でのスタートだったが、グループ内企業で研修をし、認証担当者と大阪のセンター長が実際の規模を把握し周知することから始めた」と説明。
また、「工夫した点は、担当チームによる巡回指導。問題点はすり合わせを行い、損保会社やトラック販売店など外部コンサルティングも積極的に活用して質の向上を図った」と言う。現在、243台の車両を保有し、ドライバーは269人。Gマークも7拠点で取得。全車両にデジタコを装着し運行データの可視化も推進。東ト協のグリーン・エコプロジェクトにも全13拠点が参加している。
「グリーン経営を取得してからエコドライブ意識が向上し、全社の走行管理表の記入精度が高まった。常に改善を継続し目的を明確にしたミーティングを心掛けてマンネリ化しないよう、新しい取り組みを加えるようにしている。一つひとつの書類や資料の意味や目的を忘れないようにすることも重要」
同社では今後グリーン経営、Gマークの両認証を全拠点で取得することを目標としている。佐藤氏は「自社内の環境負荷低減を継続し、菓子製品の共同配送で業界としての環境負荷低減に積極的な役割を果たす」と語る。この記事へのコメント
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