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物流ニュース
ロンコジャパン 品質重視を徹底 「動きの早い」企業に
2012年8月21日
ロンコジャパン(宮口弘之社長、大阪市東成区)は、平成元年4月に設立。車両は大型車を中心に200台を保有する。ビール、飲料、食料品を主に扱い、中距離、地場輸送を中心に展開。設立以来、品質重視の姿勢を徹底させている。ドライバーの面接では、私服は禁止。スーツ、ネクタイの着用を義務付けている。
宮口俊二総務部長は、「『どうせ運転者だから』と、自ら働く仕事の価値を下げてはならない。面接で草履を履いてくる時代ではない。自尊心を持つことが大切。そうでないと悪い影響を与えてしまい、必然的に事故も起きてしまう」と話している。
また、「運転者がビジネスマンとしての意識がないと会社は発展しない」との考えから、全ドライバーに名刺を持たせ、積極的に営業展開している。全運転者がセールスドライバーとなる。
同社は、運送、物流、請負・人材派遣と三つの柱で事業展開しており、相互にリンクさせて事業を発展させている。
物流事業では、顧客の倉庫、設備をまるごと借り受け、物流部門を機能させるとともに、倉庫を関東、中部、関西に5か所保有し、物流業務を柔軟に請け負うスタイルにも対応させている。
5年前からユニークな取り組みとして、東京のホテル内の店舗を借り、アパレル業者や輸入業者の商品販売の代行業務を行っている。商品の仕入れ、搬入、販売、売り上げ管理、販売促進などあらゆる実務を担当し、販売に付随する物流を運送・倉庫・人材の各部門とリンクさせ、一手に引き受けている。横浜、大阪でも同様の事業を行って売り上げを伸ばしている。
常にチャレンジ精神が旺盛だ。人材難で困っていたとき、求人情報サイト「シゴトセナ」を平成19年に立ち上げた。車両200台中、100台にサイトの広告を貼って運行している。
宮口部長は、「顧客が求めているニーズに対し、全力で取り組んでいる。変化の激しい時代に立ち止まることなく、挑戦する気持ちを忘れてはならない。常に動ける状態、動きが早い企業を目指している」と話している。
◎関連リンク→ 株式会社ロンコジャパンこの記事へのコメント
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