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物流ニュース
テラモーターズ EV充電インフラ展開 物流施設へ先着100基を無料提供
2022年7月8日
EV(電気自動車)の充電インフラ事業を展開するTerra Motors(=テラモーターズ、徳重徹会長、東京都千代田区)は、日本でのさらなるEV普及を後押しするため、物流業界へのEV充電インフラの導入提案を強化。物流施設に対し、先着100基を無料提供する。
同社が手掛ける「Terra Charge」はEV向けの充電サービスで、システム上で予約・利用状況の一元管理が可能。充電制御も容易なため、業務用での利用もスムーズに進むという。設備だけでなく、各種設定を行うアプリや管理クラウドの提供、設置工事、ハード・ソフトの管理運営までを同社が一貫して担う仕組み。
今回の取り組みは、通常、数十万ー数百万円かかるEV充電器の設置を無料で行うというもの。同社では、今年3月に既設マンション1000棟への無料設置を発表。好評だったことから、物流業界へ展開する。
エリアは問わず、全国の物流施設が対象。徳重会長は、「工事は必要となるが、自社施設で充電できるのがEVの利点」とし、「100基を無料提供することで、物流業界での認知度を高めていきたい」と語る。「1社あたり5基程度を上限として考えている」とし、「EV車両を持っている、あるいは購入予定がある物流事業者の皆さんに、ぜひ検討いただきたい」と呼び掛ける。
EV充電インフラのイノベーターとして先陣を切っている同社。同会長は、「長い間、EVに携わっていると、世界の潮流が分かる。EVは登場後しばらくは低調だったが、2015年頃から大きく変わった」と指摘。「ヨーロッパの大きな商業施設へ行くと、500台の駐車場のうち20台ぐらいはEV専用枠になっている。少し前までは2ー3台だった」とし、「特にここ5年で変化を実感している」という。「EV化で日本の二酸化炭素排出量削減にも寄与できる。物流が占める割合は大きい」と語る。
◎関連リンク→ Terra Motors株式会社
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これすげえな。うちミニキャブミーブ1台しかないけどやってくれるんかな
どの様に申し訳こめばいいのか教えてください。
送料無料が、社会に浸透している日本では、いつまでたっても、物流業界の運賃は上がらず、ドライバーの給料もあがりません。よって、離職率もあがり、若い世代も入社しない。
輸送費と商品は別に提示に、消費者に理解して頂く社会にしたいですね。