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物流ニュース
愛ト協 トラック総合センター改修の基本計画案を決定
2012年11月1日
愛ト協(小幡鋹伸会長)は10月11日の理事会で、中部トラック総合研修センター改修の基本計画案を決定した。
今年度から2015年度までの3年間で約25億円を投じ、運転コースや建物など施設の全面改修を実施する。運転練習コースは、愛知県警と打ち合わせを行ったうえで、中型・大型免許の取得が可能となる「自動車教習所構想」にも対応したコースに全面的に改修する計画。事務所棟部分は現在の駐車場部分に、宿泊施設を併設した3階建ての建物に建て替える。
現在の施設は1991年に完成した建物のため、老朽化に伴う基礎改修の必要があった。愛ト協は8月31日に臨時総会を開いて、同センターの改修構想の事業計画、予算を承認。改修に充てる今年度予算は初年度が3億円で、2013、14年度の改修工事は21億7000万円を限度に実施する。財源には、施設運営基金18億4800万円を取り崩すほか、研修センター基本財産3億2100万円を充てる。3年にわたる総額は約25億円にのぼる。
新しい建物は延べ床面積4300平方m。1階部分には、同センターと適正化実施機関の事務室、210人が収容できる多目的ホール、食堂などが入る。2階には四つの研修室、3階には適性診断室を設ける。宿泊施設は2、3階部分の北側に計26室(840平方m)を設ける。事務所棟南側のフォークリフト実技コースは広さ550平方㍍で、屋根付きの全天候型施設とし、同時に3コースが使用可能となる。これに隣接する車庫にも二つの研修室を設置する。
同日の理事会では、基本計画のほかに、工事の設計監理業務を9200万円で久米設計に委託することや、公共建築業協会と約4300万円でアドバイザリー業務契約を結ぶことを決定した。
◎関連リンク→ 社団法人愛知県トラック協会この記事へのコメント
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