全ト協は５日、全国トラックドライバー・コンテストの表彰式を実施。総合得点の第１位は９９４点を獲得した１１トン部門・兵庫県代表の高嶋哲也さん（日本通運姫路支店）で、内閣総理大臣賞が贈られた。
　４４回目を迎えた今回、地区大会を勝ち抜いて出場したドライバーは１２８人。１０月２７─２８日に学科と実技を競い合った。高嶋さんは「何年間もトライし、総合点で点数がまとまらず全国大会まで来ることができなかったが、勝つ自信はあった」と喜んだ。メーカーの事務職に就いていた高嶋さんは納品に来るドライバーに憧れ、３２歳で結婚を直前に控えていた時に転職。「この素晴らしい賞を取ることができたので、転職は間違いではなかったと自信を持って言える。ただ、満点を取れなかったのは心残り」と語った。

　各部門の結果は次の通り（敬称略）。
　４トン部門・１位＝和氣崇（大阪、西日本日立物流サービス西淀川営業所）▽２位＝捧潤二（山口、同・中国第三営業部）▽３位＝泉田宏（岩手、日通岩手運輸盛岡営業所）
　１１トン部門・２位＝渡邉明紘（栃木、関東日立物流サービス栃木輸送営業所）▽３位＝山田翔（神奈川、日本通運神奈川支店）
　トレーラ部門・１位＝岡部彰浩（神奈川、バンテックセントラル平塚営業所）▽２位＝小川清志（福岡、バンテック自動車事業部港運部）▽３位＝尾浴祐也（埼玉、日本通運埼玉支店）
　女性部門・１位＝花岡さや（静岡、センコー静岡西支店）▽２位＝足立友美（鳥取、共同運送）▽３位＝下井良美（大阪、タイムス物流）
　各部門優勝者には警察庁長官賞と全ト協会長賞が贈られた。
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