東京九州フェリー（福岡県北九州市）はこのほど、今年３月下旬から日発２台の運行を行っていた関東と九州を結ぶ定期便について、輸送体制の改善を図るため、日発３台に拡充すると発表。同社は、「２０２４年問題で長距離の陸上輸送が困難になることを見越しての取り組み」としている。

同社は、横須賀（神奈川県）―新門司（福岡県）を約２１時間で結ぶ高速フェリーサービスを提供。トールエクスプレスジャパン（大阪府大阪市）が、昨年１１月から順次、陸上輸送からフェリー輸送への切り替えを行うにあたり、開始されたという。

同社は、「ドライバーが乗船せず無人車航送となることから、各拠点のドライバーは集配地から各港までの短距離を運転するだけでよく、ドライバーの労働時間が短くなるという労務管理上のメリットがある」としている。

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