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    陸災防埼玉 高校生対象にフォーク講習

    2013年1月23日

     
     
     

     少子高齢化や中型免許の導入など、若年労働力不足が懸念されるトラック業界。すでにドライバーの高年齢化が進んでおり、若年者の確保が難しくなってきている。こうした中、埼玉県の業界団体では、新たな取り組みをスタートさせた。若年者に物流業界、ひいてはトラック業界へと足を踏み入れてもらうためのきっかけを作り、若年労働力確保に結び付けたいとしている。


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     新たな活動をスタートさせたのは、陸災防埼玉県支部(横塚正秋支部長)。最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転業務は、労働安全衛生法でフォークリフト運転技能講習を修了したものでなければできないと定められている。同支部は、埼玉労働局長のフォークリフト運転技能講習登録教習機関として、技能講習を実施しているが、この技能講習を県内の高等学校と連携するという試みだ。
     川﨑公郎課長によると現在、高校では就職に備えて各種資格取得を推進しているという。ある工業高校では、資格取得にポイント制を実施しており、フォークリフトの資格もポイントとして加算される。
     こうした状況の中、同支部は高校へアプローチをし、タイアップしてフォークリフトの技能講習を実施していく試み。今年すでに私立高校の2人が講習を受講し資格を取得している。
     さらに現在、県内の高校との交渉が進められており、タイアップが決まれば、毎年100人規模の高校生が講習を受けることになるという。
     これまで講習は、主に会員であるトラック事業者の従業員を対象に行われてきており、高校生を対象とするのは初の試みとなる。講習には、埼玉県トラック総合教育センターなどを活用する。
     同課長は、「フォークリフト技能講習の隣ではトラックの講習が行われており、受講生はトラックを間近に見ることができる。トラックへ興味を持ってもらえる可能性が増すのではないか」と期待する。
     同支部では今後、タイアップする高校を増やしていく予定で、「フォークリフト技能講習を通じて、これから社会に出て行く若者に、物流業界、ひいてはトラック業界に少しでも興味を持ってもらい、業界の若年労働力確保にも貢献できれば」と話している。

     
     
     
     

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